ロボットの構築
ロボットを使用すると、以下のような Web サイトやアプリケーションに関わる作業プロセスを自動化できます。
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Web サイトと Web アプリケーション
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ネイティブ Windows アプリケーション
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ネイティブ Java アプリケーション
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レガシー ターミナル アプリケーション
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Citrix クライアントなど、Windows システムに GUI を表示する他のアプリケーション
詳細については、ロボット構築の概要を参照してください。また、ロボットを構築するプロセスについては、 Kofax RPA ドキュメント セットの『ロボット構築スタート ガイド』を参照してください。
- Desktop Automation サービスは Windows UI オートメーション API に依存しています。UI オートメーション API クライアントは同じコンピュータ上で Desktop Automation Agent と同時に実行しないでください。
- Desktop Automation サービスでは、Windows で整合性レベルが「高」と定義されているアプリケーションに対し、フォーカスの除去や、キーボード入力またはマウス クリックなどの入力の生成を自動化することができません。Desktop Automation サービスは、整合性レベルが「中」のプロセスとして実行されるため、レベルがより高いアプリケーションには入力を生成できません。整合性レベルが「高」で実行されるアプリケーションには、タスク マネージャ、システム プロパティ、管理者権限で実行されるアプリケーションがあります。また、Desktop Automation サービスは整合性レベルの高いアプリケーションに対してツリーを生成することもできません。
回避策: Desktop Automation サービスを管理者権限で実行し、整合性レベルを「高」に引き上げます。または、仮想入力ドライバーを使用して Desktop Automation サービスをインストールし、環境変数 KOFAX_RPA_VIRTUAL_INPUT を Y に設定します。環境変数 KOFAX_RPA_VIRTUAL_INPUT を Y に設定する方法の詳細については、『Kofax RPA インストール ガイド』 の「仮想入力ドライバーのインストール」を参照してください。
Windows 10 ユーザーへの注意
Kofax Kapow バージョン 10.3.0.1 以降で Windows 10 をリモート デバイスとして実行している場合、Windows の [スタート] メニューは選択できないため、レコーダー ビューにタブとして表示されません。
- 症状
- Desktop Automation サービス (DAS) を Windows 10 (または対応するバージョンのサーバー) で実行すると、Windows 7 の場合よりもロボットの動作が著しく遅くなります。さらに、Windows 10 (または対応するバージョンのサーバー) で実行される DAS を使用するロボットが、Windows 7 での実行時には認識できていた一部のエレメント (ウィンドウ、ポップアップなど) を認識できなくなる可能性があります。
- 詳細
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Kofax Kapow バージョン 10.2.0.3 ~ 10.3.0.0 には、ユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリケーション (Windows 8.1 および Windows 10 での名称は Metro スタイル アプリケーション) で発生する問題を修正するためのパッチが含まれています。Windows デスクトップ上に開いたアプリケーションのルーピング (列挙) (これは 1 秒間に 5 回実行されます) 時に、従来のメソッドではこれらのアプリケーションはスキップされます。
このパッチを使用することで、ロボットは Metro スタイル アプリケーションを含めた、Microsoft UI オートメーション API により提供されるメソッドを使用しますが、以下の 2 つの副作用が発生します。
- 一般的に、このメソッドは CPU の使用が大きく、時間がかかります。さらに Desktop Automation サービス (DAS) がシングル スレッドであるため、すべてのインストール環境でパフォーマンスの低下が発生します。
- 特定のアプリケーションについては、1 つ以上のインスタンスで DAS (node.exe プロセス) およびアプリケーションの CPU 使用率が 100% に到達することがわかっています。
- 解決方法
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バージョン 10.2.0.3 ~ 10.3.0.0 には、以下の環境変数を設定することで元の列挙アルゴリズムに切り替えるメソッドが存在します。
KAPOWHUB_APPLIST_VERSION=1
以下の手順に従って、この環境変数を追加します。
- DAS を停止する (DAS システムのトレイ アイコンを右クリックし、ショートカット メニューからオプションを選択)。
- タスク マネージャを開き、node.exe プロセスが実行中でないことを確認する。実行されていた場合は停止する。
- タスク マネージャで、すべての DesktopAutomationServiceControl.exe を停止する。このプロセスは DAS コントローラ (システム トレイ アイコンも含む) であるため、非常に重要です。DAS を開始すると、コントローラはシステムから環境変数を取得し、Desktop Automation サービスはこの変数をコントローラから取得します。そのため、新しい環境変数が DAS で使用される場合、コントローラを再起動する必要があります。
- 環境変数を設定します。
- Desktop Automation サービスを再起動します ([スタート] > [プログラム] から、システム トレイと node.exe が再起動されます)。
この環境変数を追加すると、Windows 8.1 および 10 で実行される DAS のパフォーマンスが改善し、Metro スタイル アプリケーションが自動化されなくなります。
Kofax Kapow バージョン 10.3.0.1 では、前のバージョンにあった、いくつかのマイナーなパフォーマンスの問題が改善し、デフォルトで元の列挙メソッドを使用するように戻されています。そのため、Kofax RPA バージョン 10.3.0.1 以降では、Windows 8.1 または 10 と、Windows 7 との間のパフォーマンスの問題はありませんが、デフォルトで Metro スタイル アプリケーションが自動化されないため、レコーダー ビューで Windows のスタート メニュー タブが表示されなくなります。
Metro スタイル アプリケーションを自動化する場合は、以下の環境変数を設定します。
KAPOWHUB_APPLIST_VERSION=2
この変数を設定する手順は上記と同じです。この変数を設定する場合は、パフォーマンスの低下が発生することに注意してください。