電子メール

このステップは、電子メール サーバーでフォルダを開いてそれらをツリーに表示し、電子メールにアクセスする場合に役立ちます。開いたフォルダは、アプリケーション ツリーに表示され、レコーダー ビューにテーブルとして表示されます。メッセージごとに、このテーブルには次のプロパティが列として一覧表示されます。

  • 送信者: John Doe <j.doe@organization.com> という形式の送信者

  • 件名: メッセージの件名。

  • 受信済み: 2021-12-13T15:27:33+01:00 (ISO-8601) という形式の、メッセージが受信された日付

  • サイズ: メッセージのサイズはバイトで表記されます。

  • 添付ファイルあり: メッセージに 1 つ以上の添付ファイルがあるかどうかを示します。

  • 既読: メッセージが既読としてマークされているかどうかを示します。

メッセージのあるツリーとテーブルには、メッセージの移動や削除など、ステップの実行後に発生する可能性のある電子メール フォルダへの変更は反映されません。

「電子メール フォルダを開く」アクションで電子メール ステップをステップ オーバーする場合、電子メール フォルダのロードを停止することはできません。

プロパティ

アプリケーション アクション: 電子メール フォルダを開く
このアクションは、電子メール サーバーに接続し、選択した電子メール フォルダを開きます。
アプリケーション名
アプリケーションに名前を付けます。

エラーを回避するために、ロボット内のアプリケーションにはそれぞれ異なるアプリケーション名を割り当てます。

プロトコル
電子メール サーバーへの接続に使用する電子メール プロトコルを選択します。選択肢は「imap」、「pop3」、およびそれらのセキュアなバリアント「imaps」、「imaps+tls」、および「pop3s」です。オプション「imap+tls」は、便宜的な TLS を必要とする電子メール サーバー用です。
電子メール サーバー
電子メール サーバーの名前またはアドレスを指定します。
電子メール サーバー ポート (オプション)
電子メール サーバーのポート番号を指定します。指定しない場合は、選択したプロトコルの標準ポートが使用されます。
アカウント名とパスワード
電子メール サーバーにログインするためのクレデンシャルを入力します。
メールボックスのパス (オプション)
電子メール サーバーで開くフォルダの名前。ネストされたフォルダのパスの形式である場合があります (この場合、パス内の要素はスラッシュで区切る必要があります)。受信電子メールが保存されているフォルダを開くには、パスや名前を指定しないでください。

例: Junk E-MailSubscriptions/Mailing lists.

POP3 はフォルダをサポートしていないため、POP3 または POP3S プロトコルを使用する場合は、このフィールドを空白のままにします。

開いているフォルダは、アプリケーション ツリーに表示されます。フォルダには、0 個以上のメッセージを含めることができます。各メッセージには、フォルダ内の場所を示す "der_index" プロパティがあります。インデックスは 1 から始まる連続する値です。

アプリケーション アクション: 電子メール フォルダを閉じる
このアプリケーション アクションは、アプリケーションを閉じます。
コンポーネント アクション

次のコンポーネント アクションが使用できます。

メッセージのコピーとメッセージの移動 (IMAP および IMAPS プロトコルの場合)
このアクションは、選択したメッセージを、指定したターゲット フォルダにコピーまたは移動します。このアクションを使用できるかどうかは、電子メール サーバーでのコピーおよび移動操作のサポートに応じて異なります。
メッセージを既読にする (IMAP および IMAPS プロトコルの場合)
このアクションは、メッセージに既読または未読のフラグを立てます。チェック ボックス [既読] をオンにしてメッセージを既読としてマークするか、チェック ボックスをオフにしてメッセージを未読としてマークします。
メッセージの内容を取得
このアクションは、RFC 822 形式のメッセージとヘッダーを含む文字列値を返します。
メッセージを削除
このアクションは、電子メール メッセージを削除します。
POP3 または POP3S プロトコルに関する制限事項
  • フォルダはサポートされていません。[電子メール フォルダを開く] アクションのフォルダ名は、空または「INBOX」にする必要があります。
  • 一部の POP3 サーバーには、他のインターフェイスの POP3 接続を介して行われた変更が反映されません。たとえば、ロボットが POP3 プロトコルを使用して Gmail アカウントからのメッセージを削除した場合でも、Web ブラウザ インターフェイスには引き続きそのメッセージが表示されることがあります。ロボットの場合、メッセージは削除されます。
  • メッセージを削除ステップを行うとメッセージに削除のマークが付きますが、アプリケーションを閉じるまでメッセージはサーバー上に残ります。
  • ほとんどの POP3 サーバーでは、メッセージがダウンロードされるとメッセージは削除されます。
  • 「既読」または「未読」フラグは設定できません。