ローカル Desktop Automation の使用
ローカル Desktop Automation 機能を使用すると、自動化するデバイスと同じコンピュータ上でロボットを設計して実行することができるため、コンピュータの自動化プロセスが迅速かつ容易になります。ローカル Desktop Automation は、Windows オペレーティング システムでのみサポートされます。
ローカル Desktop Automation を有効にするには、以下の手順を実行します。
- Desktop Automation サービスと Design Studio を同じコンピュータにインストールします。これは自動化するアプリケーションが実行されるコンピュータでもあります。詳細については、『Kofax RPA インストール ガイド』を参照してください。
お使いのコンピュータにデュアル モニタが設定されている場合は、自動化されたアプリケーションを 1 台のモニタで開き、Design Studio を別のモニタで開くことができます。
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Desktop Automation サービスの設定の説明に従って Desktop Automation サービスを設定します。Desktop Automation サービス設定ウィンドウでプロパティを指定する場合は、[シングル ユーザー] オプションを選択して Design Studio から自動化されたアプリケーションへの直接接続を設定することをお勧めします。マッピングに使用するトークンを忘れずに入力します。
終了したら、以下の手順を実行します。
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ローカル コンピュータにインストールされている Desktop Automation サービスへのマッピングを作成します。
- 作業中のプロジェクトを右クリックし、 をクリックします。
- オートメーション デバイスのマッピングの説明に従ってフィールドを記入し、[終了] をクリックします。
- Design Studio を開きます。
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ロボットを作成します。
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をクリックします。
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ロボットの名前を指定し、プロジェクトを選択します。[終了] をクリックします。
エディター ウィンドウの新しいタブに新しいロボットが表示されます。最初にベーシック エンジン ロボット
から新しいロボットを呼び出す必要があるため、この時点ではロボット
ワークフローを編集できません。
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- 既存のベーシック エンジン ロボットを開くか、 をクリックして新しいロボットを作成します。
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アクション ステップを挿入します。
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[アクション] タブで [アクションを選択] をクリックし、[ロボットを呼び出す] を選択します。
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[ロボット] ドロップダウン リストで、手順 4 で作成したロボットを選択します。
同じタブで、入力値と戻り変数を設定します。
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[デバイス] プロパティでプラス アイコンをクリックし、[スタティック リファレンス] を選択して、ステップ 1 で作成したマッピングを選択します。
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[OK] をクリックします。
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ツールバーの [実行を開始] をクリックして、新しく追加されたアクション ステップを実行します。
[ロボットを呼び出す] ステップを実行した後に、ワークフロー自体を編集できます。編集を行うためには、ツールバーで [ロボットにステップ] をクリックします。
ロボットが表示されているタブが開き、エディターがアクティブになります。タイトル バーには、ローカル Desktop Automation モードであることが示されます。これで、ロボットの設計を開始できるようになりました。
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[レコーダー ビュー] で、自動化するアプリケーションを含むタブを選択します。アプリケーションはすでにコンピュータ上で開いている必要があります。または、アプリケーションを開くロボットに [開く] アクション ステップを追加できます。これで、アプリケーションで実行するステップを作成できます。
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コンテキスト メニューやドロップダウン メニューなど、ポインタを削除すると消えるアプリケーション要素を自動化する必要がある場合は、バンドル ステップを使用します。バンドル ステップは、自動化されたアプリケーション上で実行するいくつかのステップを接続し、最初のステップから順番に実行されるシーケンスに変換します。
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既存のステップをバンドル ステップにラップするには、エディターで、消える要素が使用されているステップを選択し、グループを右クリックして [バンドル ステップで囲む] をクリックします。また、バンドル ステップをワークフロー内に直接挿入し、必要なステップを追加することもできます。
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右クリックまたは左クリックのアクションを含むバンドル ステップ、またはアプリケーションコンポーネントをポイントするバンドル ステップを挿入するには、[レコーダー ビュー] で、アプリケーションの必須のコンポーネントを右クリックし、 [Smart Focus メニュー クリック] をクリックします。[右]、[左]、[ホバー] をそれぞれクリックします。
アクション ステップをバンドル ステップに追加するには、ステップ内のフロー ポイントを右クリックして選択を行います。一部のステップはバンドル ステップ内部では使用できませんが、バンドル ステップの前または後のロボットに追加できます。
バンドル ステップをその最初からプログラム内の特定のフロー ポイントまで実行するには、フロー ポイントをダブルクリックするか右クリックして [ここまで実行] をクリックします。ツールバーの [ステップ オーバー] または [実行を開始] ボタンを使用すると、バンドル ステップは常に最初から最後まで実行されます。
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新しく追加されたアクション ステップをすぐに実行してストリーミングします。ステップを追加する前に、[レコーダー ビュー] で [自動実行] をクリックします (ボタンの円が赤色になります)。ステップが新しいアプリケーションまたはダイアログ ボックスを開くと、それぞれのタブがストリーム ビューに表示され、アクティブなタブになります。自動実行を停止するには、[自動実行] をもう一度クリックします。
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ポインタを削除すると非表示になるアプリケーション要素を操作するには、以下のホットキーの組み合わせを使用します。
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ストリーミング ビューを一時停止するには、Ctrl+Shift+Alt+P を押します。
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たとえば別のアプリケーションとしてのみ表示されるアプリケーションを操作する場合など、ストリーミング ビューのタブを切り替えるには、Ctrl+Shift+Alt+T を押します。
これらのキーの組み合わせは、フォーカスがない場合にも機能します。
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- ロボット内の複数のアプリケーションを自動化する場合は、アプリケーションの間でフォーカスを切り替えます。デフォルトでは、実行が開始すると、フォーカスはロボット内で自動化されている最初のアプリケーションに設定されます。フォーカスを変更したり他の自動化されたアプリケーションに切り替えるには、それぞれのアプリケーションに [クリック] アクション ステップを追加します。アプリケーション内でクリックするステップを追加することも、Windows タスクバーのアプリケーションをクリックするステップを追加することもできます。
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変更を保存します。作成したワークフローを実行するには、[実行を開始] ボタンをクリックします。
ワークフローの実行が開始すると、フォーカスはすぐに自動化されたアプリケーションに切り替えられ、ストリームのステータスは [ライブ] に変更されます。これは [レコーダー ビュー] の右下角に表示されます。
実行が完了した後にフォーカスをロボット ワークフローに戻すには、ワークフローの内部をクリックします。ストリームのステータスは [一時停止中] に変更されます。ストリームが一時停止すると、アプリケーション ステータスは [レコーダー ビュー] で更新されません。
ロボット ステップの実行中は、誤った実行操作を防ぐためにキーボードとマウスの操作が自動的に無効になり、ステップが完了するとこの無効化が解除されます。実行中にキーボードとマウスを使用する必要がある場合は、[Esc] を押します。