ブラウザ ウィンドウ アクション
ウィンドウでは、ロボットの HTML、XML、その他のコンテンツを保持します。1 つ以上のウィンドウが常に開いている場合、その中の 1 つのウィンドウが現在のウィドウになります。つまり、これは、ステップアクションが動作しているページを含むウィンドウです。Design Studio では、各ウィンドウがタブに表示され、現在のウィンドウが黄色い長方形でマークされます。
ウィンドウでは、複数のページを同時に処理することができます。ただし、ステップは 1 度に単一のページのみで動作します。そのため、現在のページではなく別のページで作業する場合は、常に現在のウィンドウを変更する必要があります。
ブラウザ ウィンドウで適切なステップを使用すると、次の操作を行うことができます。
- 新しいウィンドウを開くアクションを使用して新しいウィンドウを開く
- カレント ウィンドウ設定アクションを使用して現在のウィンドウを設定
- ウィンドウを閉じるアクションを使用して、ウィンドウを閉じる
Design Studio で [カレント ウィンドウ設定] ステップを挿入する簡単な方法は、ウィンドウのタブを右クリックし、[現在のウィンドウとして設定] を選択する方法です。
他のページをロードするページ (たとえば、[フレーム セット]-tag を含むページなど) をロードすると、それぞれのページは自動的に個別のウィンドウにロードされます。
各ウィンドウでは、1 つ以上の名前付きタグまたは範囲を利用できます。それぞれの名前付きタグまた範囲は、特定のウィンドウに属します。
ウィンドウの識別
一部のステップ (たとえば、上で言及したもの) は、特定のウィンドウで動作するように設定されます。このウィンドウは、以下の 3 つの方法で識別されます。
- ウィンドウのタブで表示されている名前またはウィンドウのタブの数
- 見つかったタブ
- ウィンドウ名に一致するパターン
名前は、ロボットの変更を考えた場合に 2 つの候補において、より安定しています。また、(最も控えめに言えば) ステップが異なるウィンドウを開く、異なるパスから到達できる場合にもそう言えます。よって、名前は、ウィンドウを識別する好ましい方法と言えます。変数を表示するウィンドウでは、照合は動作しません。これは、これらの名前が修正されるためです。
ただし、場合によっては、名前は、ロボットが実行されるたびに異なります。たとえば、一部の Web サイトはフレームに基づいていますが、これらのフレームには毎回異なる名前が付けられます (ただしフレーム セットの構造は維持されます)。ウィンドウ名がフレーム名から派生するため、ウィンドウ名はこのような場合に有用ではありません。そのため、そのウィンドウは、それぞれの番号によって参照される必要があります。これらの状況下では、対象のステップへと続くロボットからのすべてのパスが、同じウィンドウ構造およびウィンドウ番号になるようにすることが重要です。
また、ウィンドウの識別には、タグを使用することが可能です。検出されたタグは FRAME 要素、IFRAME 要素、OBJECT 要素または EMBED 要素である必要があります。Design Studio では、フレームのリストがフレーム ビューにツリーとして表示されます。カレント ウィンドウ設定 アクションで [「ウィンドウ #<番号> (ウィンドウまたはフレーム)」] オプションを使用して、見つかったタグで現在のウィンドウを設定します。
ウィンドウの識別には、以下の 2 つの代替の方法があります。
- ウィンドウ名にパターンを指定する
- ウィンドウの (テキストまたは HTML) コンテンツにパターンを指定する