REST Web サービス呼出
REST Web サービス呼出アクションにより、インターネット上のさまざまなソースからデータを取得します。このステップでは、ソースの URI に対して行われたリクエストによって、HTML、XML、JSON、またはその他の形式でフォーマットされたペイロードを含む応答が返されます。レスポンスは現在のページとして HTML 形式で提示されるか、変数に保存されます。
Web サービスがフォールトを返した場合、アクションはメッセージを返しません。その代わり、アクションは標準エラー処理メカニズムを使用して処理できるエラーを生成します。
このアクション ステップでサポートされている認証には、Negotiate、NTML、Digest、Basic、OAuth が含まれます。ステップ プロパティの [オプション] の下にある [詳細] をクリックすると、[すべてのローディング] タブでこのステップの認証方法を設定できます。プロトコルの詳細については、Web 認証を参照してください。ロボット全体またはこのステップのみのネゴシエート プロトコル パラメータを設定する場合、spn.txt ファイルは使用されません。
プロパティ
以下のプロパティを使用して REST Web サービス呼出アクションを設定できます。
- URL
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パラメータを除く Web サービスのベース URL。URL セレクターを使用して複数の方法で URL を指定できます。
- リクエスト
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ここでは、実行されるリクエストのタイプを指定します。REST は、次の 5 つの基本操作をサポートしています。
- GET
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データをクエリするために使用されます。GET リクエストには、リクエストで渡す名前と値のペアとして、複数のパラメータやファイルを指定できます。「+」をクリックして、新しいパラメータを追加するか、ファイルをアップロードします。
- POST
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データの選択されている部分のアップデートに使用されます。POST リクエストでは、複数のパラメータを name/value ペアとして指定するか、リクエストの本文全体を渡すことができます。パラメータ付きでリクエストを指定する場合は、パラメータのエンコードに POST (application/x-www-form-urlencoded) または MULTIPART (multipart/form-data) のどちらを使用するかを選択する必要があります。リクエストの本文全体 ('raw') を渡す場合は、リクエスト データのコンテンツ タイプを指定する必要があります。
POST リクエストと PUT リクエストでは、MULTIPART エンコーディングを選択してファイル アップロードを有効にすることができます。ファイル アップロード パラメータの値としてバイナリ変数が選択されている場合は、バイトがそのまま送信されます。Base 64 エンコーディングを使用する場合は、パラメータの値をエクスプレッション base64Encode(data) にする必要があります。data はバイナリ値が含まれた変数の名前です。その場合は、値 base64 を Content Transfer Encoding として指定することをお勧めします。そうしない場合は、このフィールドを通常通り空白のままにすることができます。
- PUT
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データを置き換えるために使用されます。PUT リクエストを指定するさまざまな方法については、POST の説明を参照してください。
- DELETE
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データを削除するために使用されます。DELETE リクエストには、リクエストで渡す名前と値のペアとして、複数のパラメータやファイルを指定できます。「+」をクリックして、新しいパラメータを追加するか、ファイルをアップロードします。
- PATCH
- データを修正するために使用されます。PATCH リクエストには、リクエストで渡す名前と値のペアとして、複数のパラメータやファイルを指定できます。「+」をクリックして、新しいパラメータを追加するか、ファイルをアップロードします。
- 受け入れ
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レスポンスとして受け入れられるコンテンツ タイプ。デフォルトでは、あらゆるタイプのレスポンスが受け入れられます。値セレクターを使用して、受け入れられるコンテンツ タイプを複数の方法で指定できます。
- エンコーディング
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リクエスト内の特殊文字のエンコードに使用されるエンコーディング。レスポンスのデコーディングに使用されるエンコーディングは、[ページ読み込み] タブの step オプションを使用して制御されます。
- 出力値
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ここでは、Web サービス呼び出しの出力がどうなるかを選択します。
- ブラウザへの読み込み
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結果がページ読み込みアクションの結果のように現在のウィンドウに読み込まれます。以下で説明するオプション プロパティを使用して、ブラウザの挙動を設定することができます。
- 変数への保存
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選択されている変数に結果が保存されます。
- プリエンプティブ認証
- 認証ヘッダーの事前送信を有効にして、認証プロセス時間を短縮します。プリエンプティブ認証が有効になっている場合は、サーバーが「401 未承認」応答を返す前に、Design Studio から基本認証またはダイジェスト認証応答が送信されます。プリエンプティブ認証を使用するには、以下の [オプション] でデフォルトのクレデンシャルを設定する必要があります。
ダイジェスト認証を使用する場合、各アルゴリズムにはセッションと非セッションの 2 つのバリエーションがあります。非セッション アルゴリズム (SHA-256 など) は <name> と定義し、非セッション アルゴリズム (SHA-256-sess など) は <name>-sess のように定義します。
- オプション
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ステップのオプションをロボットのオプションよりも優先させることができます。[オプション] ダイアログ ボックスでアスタリスクが付いているオプションは、ロボットの設定のオプションよりも優先されます。その他のすべてのオプションは、ロボットに対して指定されているものと同様になります。