インポート イベントの処理

ストレージ モードまたはダイレクト モードを使用してメッセージをインポートすると、インポートに成功した場合、そのメッセージがソースから削除/確認されます。場合によっては、メッセージはソースから削除/確認されず、再度インポートできるため、インポートが重複することがあります。

ドキュメントのインポート中にトリガーされるさまざまなインポート イベントに基づいて適切なパスをたどることができるプロセス マップを使用できます。プロセス マップは、このようなイベントに基づいて、重複するインポート シナリオを回避できます。Tungsten TotalAgility Workspace では、ジョブの次のイベントを表示できます。

  • IMPORTRUN: このイベントは、ソース システムからの確認/削除リクエストが成功したときにトリガーされます。

  • IMPORTDUPLICATE: このイベントは、次のいずれかのシナリオでトリガーされ、ドキュメントのインポートの重複が生じる可能性があります。

    • エラーが原因でソース システムが確認/削除リクエストが受信しない場合。

    • ソース システムがメッセージがすでに確認済みであることを応答する場合。つまり、このメッセージはすでに別のインポート ソースによってインポートされています。

    エラー メッセージは、ErrorMessage 変数で構成されています。

ネットワーク障害などのエラーが原因でソース システムが確認/削除リクエストを受信せず、設定されたタイムアウトに対してイベント (IMPORTRUN または IMPORTDUPLICATE) がトリガーされない場合、プロセスはマップで次のノードに移動します。デフォルト: 30 分

サンプル プロセス マップ (Import Connector Event Handler Package.zip) は、TotalAgility インストール フォルダにあります。デフォルトの場所は次のとおりです。

C:\Program Files\Tungsten\TotalAgility\Sample Processes

この ZIP ファイルを TotalAgility Designer にインポートした後、既存のプロセス マップに ImportConnectorEventHandler プロセス マップを埋め込むことも、新しいプロセス マップを作成して ImportConnectorEventHandler プロセス マップを埋め込むこともできます。

新しいプロセス マップを作成するには、次の手順を実行します。

  1. プロセス マップを作成してインポート イベントを追加する

  2. インポート イベントを発生させるためのプロセス マップを作成する

  3. 手順 1 で作成したプロセス マップをメインのマップに埋め込む