事前定義されたサーバー変数

TotalAgility には、事前定義されたいくつかのサーバー変数が用意されています。

事前定義されたサーバー変数のリストを表示するには、次の手順を実行します。

  1. メイン メニューで、[システム データ] > [サーバー変数] を選択します。[サーバー変数] ページが表示されます。

  2. [カテゴリ] リストで、[システム カテゴリ] を選択します。事前定義されたサーバー変数のリストが表示されます。

次の表に、システム サーバー変数を示します。

名前

タイプ

説明

AD_CHASE_REFERRAL

ブール

この変数が true に設定されている場合は、AD 構造内の既存の他の場所に存在するリソースであっても、同期しているグループに属している場合はインポートされます。(デフォルト: False)

インポートは、AD 自体内で Chase Referral が有効になっている場合にのみ機能します。AD_CHASE_REFERRAL は、クロスドメイン リソースをインポートする場合に便利です。

AD_DEACTIVATE_USER

ブール

対応するユーザーが Active Directory から削除されると、Active Directory 同期によって、TotalAgility からのユーザーの削除が試行されます。ユーザーが現在ログインしているか、ユーザーがライブ アクティビティに割り当てられているなどの理由でユーザーの削除が失敗した場合の動作については、AD_DEACTIVATE_USER 設定で制御します。

  • false (デフォルト) の場合、Active Directory 同期プロセスによってユーザーの削除を試行した際のエラーがログに記録されます。その後、プロセスは、管理者が確認できるように (他の同期エラーと共に) 確認アクティビティにルーティングされます。管理者は、対象ユーザーを強制的にログアウトするなどの是正措置を講じて、障害を再処理することができます。

  • true の場合、削除できなかったユーザーは非アクティブ化され、TotalAgility プラットフォームにアクセスできなくなります。この場合、Active Directory 同期プロセスはエラーを記録したり、レビューのためにルーティングしたりしません。

AD_EMAIL_ADMINISTRATOR

文字列

重大なエラーの通知を受けるユーザーまたはグループの電子メール アドレス (「Admin@sampleemail.com」など)。

AD_EMAIL_CONTENT_CRITICAL

文字列

電子メール内の重大なエラーの内容 (「Active Directory との同期中に重大なエラーが発生しました。返されたエラーは次のとおりです」など)。

AD_EMAIL_CONTENT_ERRORS

文字列

電子メール内のソフト (重大ではない) エラーの内容。(「Active Directory との同期中にいくつかのエラーが発生しました。これらを表示するには、以下のリンクにアクセスしてください」など)。

AD_EMAIL_SUBJECT_CRITICAL

文字列

電子メールの重大なエラーの件名 (「Active Directory 同期中の重大なエラー」など)。

AD_EMAIL_SUBJECT_ERRORS

文字列

電子メールのソフト エラーの件名 (「Active Directory との同期中にエラーが発生しました」など)。

AD_LAST_USNCHANGED

文字列

Active Directory を変更するたびに一意に増分する変更番号 (USN) が使用されます。この番号は AD_LAST_USNCHANGED サーバー変数の TotalAgility に格納されます。この変数は Active Directory 同期アクティビティで使用されます。値を 0 に設定すると、すべてのデータの完全同期が実行されます。

最新の USN が更新されて AD_LAST_USNCHANGED サーバー変数に格納されます。以降の同期では、最新の USN 番号の後に行われた変更のみが確認されます。これは、システムに対して定期的に行われる同期です。完全同期の場合は、AD_LAST_USNCHANGED サーバー変数を手動で 0 にリセットし、「システム: Active Directory の同期」マップで新しいジョブを実行できます。

AD_PASSWORD

文字列

Active Directory サーバーに接続するアカウントのパスワードです。

AD_PORT

Long

LDAP または LDAPS プロトコルに使用されるポート。ポートが指定されていない場合、デフォルトのポート 389 または 636 がそれぞれの LDAP または LDAPS に使用されます。

AD_SECURITY_LEVEL

Short

アクティビティを完了するために必要な、TotalAgility で定義されたリソースの TotalAgility セキュリティ レベルです。

セキュリティ レベルが 10 (デフォルト) の場合、TotalAgility リソースはセキュリティ レベルに関係なくアクティビティを完了できます。セキュリティ レベルが 1 の場合は、最高のセキュリティ レベルを持つ TotalAgility リソースだけがアクティビティを完了できます。

AD_SERVERNAME

文字列

Active Directory サーバーのマシン名です。

TotalAgility は AD_SERVERNAME 変数内のサーバー名と OU の組み合わせのみを使用します。

AD_SERVERNAME_CN

文字列

AD が同期される特定のグループ レベル。これは、このグループのメンバーであるリソースのみが同期されることを意味します。

これらの変数名では大文字と小文字が区別されます。Active Directory 内で作成された値と同じ値が入力されていない場合、ジョブは一時停止し、「パラメータが正しくありません」や「パラメータが見つかりません」などのエラーが表示されます。

AD_USE_SECURED_CONNECTION

ブール

TotalAgility と Active Directory サーバーとの同期時に、SSL を LDAP 経由で使用できるようにするかどうかを示します。(デフォルト: False)

AD_USERNAME

文字列

Active Directory サーバーに接続する有効な Active Directory アカウントです。

Active Directory から関連情報を抽出するには、Active Directory で同期されている項目に対応する適切なユーザー権限が ad_username に割り当てられている必要があります。

56 文字を超えるユーザー名は切り捨てられます。

LIMITED_USER_SESSION_ID

システム

LIMITED_USER_SESSION_ID はシステム セッション ID に似ていますが、対象となるユーザーは限定されます。

これは、システム セッション ID システム サーバー変数の場合と同様に、実行時に設定します。

SKILL_LEVEL_SETTINGS

Short

アクティビティを実行して完了するために必要な、TotalAgility で定義されたリソースのスキル レベル。

SPP_SMTP_SERVER

文字列

電子メールの送信に使用される電子メール サーバー (SMTP) 名。(デフォルト: localhost)

SPP_SYSTEM_SESSION_ID

システム

TotalAgility のインストールごとに一意のシステム セッション ID で、セキュアな SDK 呼び出しの実行を許可します。

これは、SDK API を呼び出すためにすべてのシステム プロセスで使用されます。

SYSTEM_EMAIL_FROM

文字列

管理者にメールを送信するシステム アカウントの有効な電子メール アドレスを保持します。

USE_DESIGNTIME_RESOURCES

ブール

設計時リソースを使用するかどうかを示します。

これは、作業割り当てを実行する場合にシステムの自動作業割り当て実行システム マップによって使用されます。