スキャン フォーム

システムは、一部のスキャン フォーム設定にデフォルト値を入力します。これらの設定の値は、構成に応じて変更できます。

スキャン フォームには、VRS スキャン ソースによって報告されたスキャン エラーが表示されます。

ファイルのアップロード

TotalAgility Designer でファイルのアップロード設定を無効にして、Web 構成ファイル (Web.config) を手動で変更する必要性をなくします。

バイナリの最大チャンク サイズ

イメージまたはインポートされたファイルの単一ページをスキャン フォームからサーバーに送信する際の最大サイズを指定します。

ページがチャンク サイズより小さい場合、完全なページが送信されます。そうでない場合、ページはチャンクに分割されます。(デフォルト: 10240 キロバイト)

  • インポートするファイルが大きすぎる場合、処理中にエラーが発生する可能性があります。HTTP 応答の最大サイズ制限は 2GB で、これは SQL Server に格納されるファイルのサイズ制限でもあります。ただし、ファイルの処理はシステムの負荷とメモリ使用量に依存するため、WCF によるメモリの管理方法によっては、2GB 未満のサイズでもエラーが発生する可能性があります。

  • TotalAgility がファイル システム ストレージと共にインストールされている場合、バイナリの最大チャンク サイズは使用されません。

Amazon S3 ストレージとの間でキャプチャ データを保存およびダウンロードする際に大きなファイルをチャンクで保存する場合の最小チャンク サイズは 5MB です。Designer でこれより小さい値を指定するとポップアップ エラーが表示され、値が 5MB に設定されます。

Windows Azure Blob Storage との間でキャプチャ データを保存およびダウンロードする際に大きなファイルをチャンクで保存する場合の最大チャンク サイズは 100MB です。Designer でより大きい値を指定すると、ポップアップ エラーが表示され、値が 100MB に設定されます。

アップロード リクエストの最大数

同時アップロード要求の数を設定します。

チャンク化されたイメージのアップロードは、同数の同時アップロード要求を使用したイメージ全体のアップロードよりも低速になります。アップロード要求の数を増やすと、パフォーマンスが向上します。(デフォルト: 2、最小: 1、最大: 2147483647)

テナントごとに、バイナリの最大チャンク サイズおよびアップロード要求の最大数の設定を構成できます。

スキャン プロファイル名からの Tungsten VRS Elite プロファイルの設定

デフォルトでは、Scan Client で割り当てられた TotalAgility スキャン/VRS プロファイルに基づいて Tungsten VRS Elite プロファイルが設定されるため、適切な VRS Elite プロファイルの選択をスキャン オペレータに委ねる必要がなくなります。この設定は、「スキャン新規ジョブ作成」および「スキャン アクティビティ」フォームにのみ適用され、「Web Capture」フォームには適用されません。

  • サーバー上に任意の名前でスキャン/VRS プロファイルを作成し、クライアント マシン上に同じ名前で VRS Elite プロファイルを作成して、作成したスキャン/VRS プロファイルを使用するように Scan Client を構成すると、特定の VRS Elite Elite スキャナのプロファイルが自動的にロードされます。オペレータが VRS Elite Elite スキャン ソースで Scan Client のスキャンの使用を開始し、一致する名前を持つスキャン/VRS プロファイルを選択すると、Tungsten VRS Elite は対応する VRS Elite Elite プロファイルをスキャン時に使用します。名前だけがプロファイルを接続します。スキャン/VRS プロファイルの設定は、VRS Elite プロファイルには適用されません。

  • 対応する VRS Elite プロファイルが存在しない場合、またはこのプロファイルを選択するとエラーが発生する場合、Scan Client はこのプロファイルを無視し、VRS Elite プロファイルを設定せずにスキャンを続行します。

    VRS Elite プロファイルがすでに選択されている場合は、対応する VRS Elite プロファイルが設定されていない別のスキャン/VRS プロファイルを選択した場合でも、このプロファイルが選択されたままになります。

スキャン/VRS プロファイル

スキャン プロファイル名からの Kofax VRS Elite プロファイルの設定

デフォルトでは、Scan Client で割り当てられたスキャン/VRS プロファイルに基づいて VRS Elite プロファイルが設定されるため、適切な VRS Elite プロファイルの選択をスキャン オペレータに委ねる必要がなくなります。

この設定は、「スキャン新規ジョブ作成」および「スキャン アクティビティ」フォームにのみ適用され、「Web Capture」フォームには適用されません。

中止されたセッション

次の日数より前のスキャン セッションを削除

デフォルトでは、指定した日数より前に中止されたセッションは、すべて自動的に削除されます。(デフォルト: 3 日)

大量のドキュメントをスキャンした後、誤ってブラウザを閉じたり、フォームから移動したり、長時間待機したりすると、スキャンしたドキュメントが失われます。このような事態を防ぐため、中止されたセッションを再開して、スキャンしたデータの保持期間を延ばすことができます。これにより、フォームを再度開いたときにスキャンを再開できるようになります。スキャン新規ジョブ作成フォームを開くと、実行時に [中止されたセッションを再開] ポップアップが表示され、以前に中止されたセッションの 1 つを選択するように求められます。リストにはスキャン フォームの名前、タイムスタンプ、ドキュメントの数が含まれており、必要なセッションを見つけるのに役立ちます。

この設定は、「スキャン新規ジョブ作成」フォームにのみ適用されます。