EWS

EWS インポート ソースを作成するには、次の手順を実行します。

  1. [インポート設定] ページで、[新規] をクリックします。

    [新しいインポート接続] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [インポート ソース] をクリックします。

    [新しいインポート ソース] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [タイプ] リストで、[EWS] を選択します。
  4. プロパティを構成し、[保存] をクリックします。

次のタブを使用して、インポート ソースのプロパティを構成します。

全般

フィールド 説明
[タイプ] インポート ソースのプロトコル。[EWS] を選択します。
[表示名] インポート ソースの名前。
[アクティブ] デフォルトでは、インポート ソースはアクティブです。
[秒単位のポーリング サイクル] インポート コネクタがメール サーバー上で新しいドキュメントを検索するまでの時間間隔。(最小値/デフォルト値 = 5 秒、最大値 = 86400 秒)
[URL] Exchange Web サービスのサブスクリプション URL。
[ポーリング メールボックス] Inbox フォルダはデフォルトでポーリングされます。電子メール フォルダの名前を入力して、別のフォルダ内のメッセージをポーリングします。
[共有メールボックス] 共有メール ボックスの名前を入力して、共有メール ボックス内のメッセージをポーリングします。
[サブフォルダのポーリング] 指定したフォルダのサブ フォルダ内のメッセージをポーリングするには、このオプションを選択します。
[サーバー上にメッセージを保持] 処理されたメッセージをメール サーバーに保存するには、このオプションを選択します。
[偽装の有効化] 偽装によって他のユーザーの電子メールボックスにアクセスできるようにするには、このオプションを選択します。さらに、次のいずれかの形式で [ユーザー名] および [共有メールボックス] フィールドを構成する必要があります。

  • [ユーザー名]: domain\user

    [共有メールボックス]: mailbox

  • [ユーザー名]: user@domain.com

    [共有メールボックス]: mailbox

  • [ユーザー名]: user@domain.com

    [共有メールボックス]: mailbox@domain.com

この場合、domain はドメイン名、user は偽装権限を持つユーザー、mailbox はアクセスする共有電子メールボックスの名前です。電子メールボックスは、ユーザーの電子メールまたはサービス アカウントの電子メールにすることができます。

EWS Exchange Server で偽装を有効にしてあることを確認してください。
[NTLM 認証の有効化] NTLM による認証を有効にするには、このオプションを選択します。

NTLM 認証は、Exchange オンプレミス サーバーでのみ使用できます。

[処理されたフォルダ名] 処理されたメッセージを保存するフォルダ名。このフォルダは、ポーリングされた受信トレイ フォルダと同じレベルに存在する必要があります。サブフォルダを処理済みフォルダとして使用することはできません。

このオプションは、[サーバー上にメッセージを保持] が選択されている場合のみ使用できます。

[モード] 1 つの受信トレイが複数の Message Connector から同時にポーリングできるかどうかを構成します。使用可能なモードは次のとおりです。

  • [複数インスタンス]: インポートが重複するリスクなしで、単一の電子メールへの複数の接続を許可します。

  • [単一インスタンス] (デフォルト): この電子メールボックスを 1 つの Message Connector のみでポーリングします。単一インスタンスを使用して複数の接続を並列して実行すると、TotalAgility が 1 つのメッセージを複数回インポートする可能性があります。

[認証情報ストレージ]

EWS メールボックスでの認証には、次のいずれかを選択します。

  • [ローカル] (デフォルト): [ユーザー名] および [パスワード] を入力します。

  • 外部: [ユーザー名シークレット] フィールドと [パスワード シークレット] フィールドに、構成済みの外部ストレージに保存されているユーザー名とパスワードのシークレット名をそれぞれ入力します。

[テスト メールボックス] インポート コネクタと電子メールボックスの間の接続を確認します。
[エラー処理]
[Message Connector サービスのタイムアウト] メッセージ処理のタイムアウト値。この値により、Message Connector サービスを呼び出す際のタイムアウトを設定します。(デフォルト: 1200 秒 (20 分)。この値は、ほぼすべてのメッセージの処理に適しています)。

処理時間が長いメッセージでタイムアウトが発生するのを回避するには、タイムアウト値を増やします。最大許容値は 86400 秒 (24 時間) です。

詳細

フィールド 説明
[イメージの標準化とページの作成] 受信イメージのファイルを TIFF に標準化して、ページを作成します。(デフォルト: クリア)

  • このオプションは、インポート コネクタではなく、ドキュメント変換アクティビティで使用することをお勧めします。

  • ドキュメント変換アクティビティは、ドキュメントの変換、イメージの分割、およびページの作成のタスクを効率的に管理できる Transformation Server (スケーラブルで高負荷向けに最適化) 上で実行されます。また、ドキュメント変換アクティビティでスケーリングや方向などの問題に対処でき、その後、プロセス マップでキャプチャ アクティビティを使用できます。

[本文からドキュメントを作成] 電子メールの本文からドキュメントを作成し、分類して、情報を抽出します。(デフォルト: クリア)
[コンテンツのインポート] 電子メールの必須セクションとその発生をインポートします。次のいずれかのオプションを選択します。
  • [添付]

  • [最初に添付ファイル、次に本文]

  • [最初に本文、次に添付ファイル] (デフォルト)

  • [なし]

  • [本文のみ]

[メッセージ ヘッダー付きの本文] 単純な本文ではなく、ヘッダーに含まれるメタデータと本文をインポートします。利用可能なオプションは次のとおりです。

  • [メッセージ ヘッダーを除外する] (デフォルト)

  • [電子メールのメッセージ ヘッダーを含める]

  • [電子メールおよび埋め込み電子メールのメッセージ ヘッダーを含める]: さらに、Message Connector の構成の [ドキュメント変換] タブで、[ネストされた電子メール本文の処理方法] フィールドで [本文] オプションを選択します。

[ファイル抽出] でこのオプションを使用するさまざまな使用例の詳細については、「ドキュメント変換ファイル抽出の使用例」を参照してください。

[完全なメッセージを EML ファイルとして含める] 元の電子メールと同じ EML ファイルを、添付ファイルも含めてインポートします。(デフォルト: クリア)
[完全なメッセージを MSG ファイルとして含める] 元の電子メールと同じ MSG ファイルを、添付ファイルも含めてインポートします。
[ファイルのインポートをスキップ]

特定のファイルのインポートをスキップするように条件を設定できます。

たとえば、10 バイト未満の .png ファイルのインポートをスキップするには、次の手順を実行します。

  1. をクリックします。
  2. [ファイル拡張子] ボックスに、ファイル拡張子 .png を入力します。
  3. [演算子] として [次より小さい] を選択します(利用可能なオプションは、[次より小さい] および [次より大きい])。
  4. バイト単位の [サイズ] を 10 と指定します。増分 または減分 ボタンを使用して、ファイル サイズを指定します。
  5. [追加] をクリックします。

10 バイト未満の .png ファイルのみがスキップされます。10 バイト以上のファイルはインポートされます。

インポートのスキップの詳細を編集するには、次の手順を実行します。編集するレコードを選択し、 をクリックして、必要な変更を加えてから、[OK] をクリックします。

インポートのスキップの詳細を削除するには、次の手順を実行します。削除するレコードを選択し、 をクリックしてから、[はい] をクリックします。

[ファイルのインポートを許可]

インポートの対象になる特定のファイル拡張子を設定できます。

たとえば、.png ファイルをインポートするには、次の手順を実行します。

  1. をクリックします。
  2. [ファイル拡張子] ボックスに、ファイル拡張子 .png を入力します。
  3. [追加] をクリックします。

許可されたインポートの詳細を編集するには、次の手順を実行します。編集するレコードを選択し、 をクリックして、必要な変更を加えてから、[OK] をクリックします。

許可されたインポートの詳細を削除するには、次の手順を実行します。削除するレコードを選択し、 をクリックしてから、[はい] をクリックします。

[ファイル抽出] 抽出を許可するファイルのタイプを選択できます。

次のようなファイル タイプを使用できます。

ファイル タイプ 選択した場合 選択されていない場合

ZIP (.zip、.rar、.7z、.tar、および .gz)

ZIP ファイル内のファイルが抽出され、変換されます。 N/A

ポートフォリオ PDF

ポートフォリオ PDF 内に埋め込まれたファイルが抽出され、変換されます。 メインの PDF のみが変換されます。PDF 内に埋め込まれたファイルは抽出されません。

MS Office ドキュメント (.docx、.xls、.xlsm、.xlsx、および .pptx)

メインのドキュメントが変換され、ドキュメント内に埋め込まれているファイルが抽出されて変換されます。 メインのドキュメントのみが変換されます。ドキュメント内に埋め込まれたファイルは抽出されません。

電子メール (MSG および EML)

電子メールに添付されている EML ファイルと MSG ファイルを抽出して変換します。

抽出を実行すると、電子メールの本文と添付ファイルごとに個別の TotalAgility ドキュメントが作成されます。

  • デフォルトで、TotalAgility では、メインの電子メールとすべての種類の添付電子メールを EML/MSG 形式でインポートできます。これは、XML ファイルで参照された EML ファイルと MSG ファイルにも適用されます。

  • TotalAgility を下位バージョンからアップグレードした場合、このオプションはデフォルトで選択されています。

  • XML インポートの場合、「コンテンツのインポート」が「本文のみ」に設定されているときに [参照された MSG/EML ファイルを抽出する] オプションを有効にすることはできません。

  • [メッセージ ヘッダー付きの本文] オプションは、このファイル タイプが選択されている場合にのみ有効になります。

電子メールの本文のみが変換されます。

次のオプションのうち、1 つのみを構成できます。[ファイルのインポートを許可] または [ファイルのインポートをスキップ]。両方を構成することはできません。

ドキュメントの標準化

フィールド 説明
[非 PDF 電子ドキュメントを PDF/A に標準化]

PDF 以外の電子ドキュメント (MS Office ドキュメント) を PDF/A に標準化します。(デフォルト: クリア)

以下を構成します。

フィールド 説明
[ファイルの変換をスキップ]

特定のファイルの変換をスキップするように条件を設定できます。

たとえば、10 バイト未満の .png ファイルの変換をスキップするには、次の手順を実行します。

  1. をクリックします。
  2. [ファイル拡張子] ボックスに、ファイル拡張子 .png を入力します。
  3. [演算子] として [次より小さい] を選択します(利用可能なオプションは、[次より小さい] および [次より大きい])。
  4. バイト単位の [サイズ] を 10 と指定します。増分 または減分 ボタンを使用して、ファイル サイズを指定します。
  5. [追加] をクリックします。

10 バイト未満の .png ファイルのみが変換をスキップされます。10 バイト以上のファイルは変換されます。

変換のスキップの詳細を編集するには、次の手順を実行します。編集するレコードを選択し、 をクリックして、必要な変更を加えてから、[OK] をクリックします。

変換のスキップの詳細を削除するには、次の手順を実行します。削除するレコードを選択し、 をクリックしてから、[はい] をクリックします。

[複数の PDF ファイルの連結] インポート時に選択した PDF ファイルを連結します。(デフォルト: クリア)
[出力 PDF 形式] 標準化された PDF ファイルの出力形式:
  • [PDF]

  • [PDF/A-1a]

  • [PDF/A-1b]

  • PDF/A-2a

  • PDF/A-2b (デフォルト)

  • PDF/A-2u

  • [PDF/A-3a]

  • [PDF/A-3b]

  • [PDF/A-3u]

  • 入力 PDF ファイル形式に、必要な出力形式に変換する互換性がない場合は、実際の出力形式がダウングレードされる可能性があります。たとえば、入力ファイルのバージョンが PDF 1.5 で、[出力 PDF 形式] フィールドが PDF/A-1a、PDF/A-2a、または PDF/A-3a に設定されている場合、出力 PDF ドキュメントはそれぞれ PDF/A-1b、PDF/A-2u、または PDF/A-3u になります。

  • サポートされている入力ファイル形式とそれぞれの出力 PDF 形式の完全なリストについては、『Tungsten TotalAgility 管理者ガイド』を参照してください。

[元のソース ファイルの埋め込み]

標準化した PDF ファイルにソース ファイルを埋め込みます。このオプションは、出力 PDF 形式が [PDF/A-3a]、[PDF/A-3b]、または [PDF/A-3u] に設定されている場合にのみ利用できます。

入力ソースファイルが XML タイプの場合、標準化された PDF ファイルには埋め込まれません。

[受信した PDF ドキュメントを PDF/A に標準化]

PDF ドキュメントを、電子ドキュメントのデジタル保存に特化した ISO 標準の PDF/A 形式に変換します。(デフォルト: クリア)。以下を構成します。

フィールド 説明
[出力 PDF 形式]

標準化された PDF ファイルの出力形式:

  • [PDF]

  • [PDF/A-1a]

  • [PDF/A-1b]

  • PDF/A-2a

  • PDF/A-2b (デフォルト)

  • PDF/A-2u

  • [PDF/A-3a]

  • [PDF/A-3b]

  • [PDF/A-3u]

  • 入力 PDF ファイル形式に、必要な出力形式に変換する互換性がない場合は、実際の出力形式がダウングレードされる可能性があります。たとえば、入力ファイルのバージョンが PDF 1.5 で、[出力 PDF 形式] フィールドが [PDF/A-1a]、[PDF/A-2a]、または [PDF/A-3a] に設定されている場合、出力 PDF ドキュメントはそれぞれ PDF/A-1b、PDF/A-2u、または PDF/A-3u になります。

  • サポートされている入力ファイル形式とそれぞれの出力 PDF 形式の完全なリストについては、『Tungsten TotalAgility 管理者ガイド』を参照してください。

[元のソース ファイルの埋め込み]

標準化した PDF ファイルにソース ファイルを埋め込みます。このオプションは、[出力 PDF 形式] が PDF/A-3a、PDF/A-3b、または PDF/A-3u に設定されている場合にのみ利用できます。

入力ソースファイルが XML タイプの場合、標準化された PDF ファイルには埋め込まれません。

[Adobe Experience Manager を使用して XFA フォームを PDF ドキュメントにフラット化する]

XFA フォームを PDF ドキュメントに変換できるようにします。(デフォルト: クリア)

以下を確認してください。

  • Adobe Experience Manager の出力サービスをインストールし、Web サービス インターフェイスが利用可能であることを確認します。
  • Message Connector の構成で Adobe Experience Manager の認証情報を構成します。

Adobe LiveCycle のサポートが利用可能な場合は、XFA フォームの変換に Adobe LiveCycle を使用することもできます。
[準備に失敗した場合のインポート例外ページ]

ドキュメントの標準化プロセス中に例外が発生した場合に、未処理のドキュメントをインポートします。(デフォルト: クリア)。

エラー情報を含むドキュメントが生成され、そのドキュメントに元のドキュメントが追加されます。

VRS 処理

フィールド 説明
[スキャン/VRS プロファイル]

スキャン/VRS プロファイルの名前。

[PDF からテキストを抽出]

PDF からテキストを抽出するには、次のいずれかのオプションを選択します。

  • [すべてのテキスト] (デフォルト): 表示可能と表示不可能の両方のテキストを抽出します。
  • [自動]: 表示可能テキストのみを抽出します。結果が空の場合は、表示不可能テキストを結果に含めて抽出します。
  • [すべてのテキスト レイヤーを無視]: OCR によって PDF を抽出します。PDF のテキスト レイヤーは無視されます。
  • [表示テキストのみ]: 表示可能テキストのみを抽出します。
[単語区切り文字]

単語の区切りとして必要な文字です。デフォルトの文字は次のとおりです。「/」、「:」、「(」、「)」、「-」、「#」。

PDF テキストを処理するとき、これらの文字を含むテキストの文字列は別々の単語として扱われます。たとえば 「1234/56」 は 「1234」、「/」、「56」 という 3 つの異なる単語として扱われます。

[電子ドキュメントにスキャン/VRS プロファイルを適用] 選択したスキャン/VRS プロファイルをドキュメントに適用します。(デフォルト: クリア)

[ページの PDF データを保存]

選択した場合、後でメタデータをレンダリングまたは追加する場合に使用可能なメタデータが保存されます。(デフォルト: クリア)

XML 処理

  • XML ページタグで指定されたドキュメント (eDocument、イメージ、または PDF) は、XML ファイルとともにインポートされます。ページ タグが使用できないか空である場合、ドキュメント フィールドは分類されないか、フィールド値がマッピングされません。

  • XML ファイルでプロセス (バッチ名) が指定されている場合、プロセス名は XML のバッチ クラス名から派生されるため、[インポート ソース] 設定でプロセスを指定する必要はありません。

フィールド 説明
Tungsten XML インポート モード

次のいずれかのオプションを選択します。

  • [XML フィールドを TotalAgility フィールドにマップしない]: XML ファイルのフィールドは TotalAgility のフィールドにマップされません。

  • [XML フィールドを TotalAgility フィールドにマップし、フィールドの不一致を許可]:

    TotalAgility は XML ファイルをインポートし、TotalAgility のフィールドを XML ファイルのフィールドにマップします。XML ファイルで指定されているフィールドに違いがある場合でも TotalAgility はファイルをインポートし、Message Connector にエラーを表示します。

  • [XML フィールドを TotalAgility フィールドにマップし、不一致を拒否]:

    TotalAgility は XML ファイルをインポートし、TotalAgility のフィールドを XML ファイルのフィールドにマップします。XML ファイルで指定されているフィールドに違いがある場合、TotalAgility は XML ファイルをリジェクトします。

Tungsten XML ページ タグ処理レベル 次のいずれかのオプションを選択します。
  • [ドキュメント]: マルチページ TIFF ファイルへの参照を含む Tungsten XML をインポートします。

  • [ページ] (デフォルト): 単一ページ TIFF ファイルへの参照を含む Tungsten XML をインポートします。

[XML コンテンツからドキュメントを作成]

XML コンテンツからドキュメントを作成します (デフォルト: クリア)。

また、[プロセス] リストで、必要な XML レンダリングが構成されているドキュメント変換アクティビティを含むプロセスを選択します。デフォルトでは、XML コンテンツから XML プロセス変数にのみマップできます。

ドキュメント変換アクティビティで XML レンダリング機能を使用するには、このオプションを選択する必要があります。

通知設定

ドキュメントのインポート プロセスが成功、部分的に成功、および拒否済みまたは失敗になったときに、構成済みの電子メール アドレスに通知電子メールを送信します。

フィールド 説明
[宛先]

通知の送信先になる受信者の電子メール アドレス。インライン値、サーバー変数、およびメタデータを使用できます。

[CC]

通知のコピーの送信先になる受信者の電子メール アドレス。インライン値、サーバー変数、およびメタデータを使用できます。

[Bcc]

通知のブラインド コピーの送信先になる受信者の電子メール アドレス (この受信者の電子メール アドレスは、リスト内の他の受信者には表示されません)。インライン値、サーバー変数、およびメタデータを使用できます。

[送信元]

送信者の電子メール アドレス。インライン値、サーバー変数、およびメタデータを使用できます。

1 つの値のみを追加できます。
[件名]

電子メール通知の件名。インライン値、サーバー変数、およびメタデータを使用できます。

[形式] 通知電子メールが送信される形式。利用可能なオプションは次のとおりです。
  • [テキスト]: プレーン テキストのみがサポートされます。画像、フォントの色、またはテーブルがある場合、表示されないか意図したとおりに表示されません。
  • [Html]: 画像、テーブル、およびフォント形式をサポートします。
[本文]

電子メール通知に含まれるメッセージ。インライン値、サーバー変数、およびメタデータを使用できます。

[発信者に電子メールを送信]

発信者 (送信者) に通知を送信します。このオプションが選択されている場合、送信者は電子メール通知のコピーを受け取ります。(デフォルト: クリア)

[完全な電子メール メッセージを添付ファイルとして含める]

元のメッセージ (EML 形式) を通知電子メールに添付します。(デフォルト: クリア)

[メールの添付ファイルを削除する]

元の電子メールから添付ファイルを削除します。(デフォルト: クリア)

元の電子メールに本文が含まれていない場合は、空の電子メールが生成されます。

[宛先]、[CC]、[Bcc]、[送信元]、[件名]、および [本文] の各フィールドに値を指定する方法の詳細については、「フィールド値」を参照してください。

フィールド値

[宛先]、[CC]、[Bcc]、[送信元]、[件名]、および [本文] フィールドのインライン値、サーバー変数、またはメタデータを指定できます。

インライン値を指定するには、[宛先]、[CC]、[Bcc]、[送信元]、[件名]、および [本文] フィールドのテキスト ボックスにインライン値を入力します。[宛先]、[CC]、および [Bcc] フィールドでは、インライン値を使用する場合、各電子メール アドレスをセミコロンで区切ります。[送信元] フィールドには、編集 ボタンを使用してインライン値を入力します。

サーバー変数には、サーバー名、サーバー ID、サーバー パスワードなどの情報が含まれます。詳細については、「サーバー変数」を参照してください。メタデータには、Bcc、CC、宛先など、元のメッセージのデータが含まれます。サーバー変数またはメタデータを選択するには、次の手順を実行します。

  1. ボックス内を右クリックします。

    ポップアップ ウィンドウが表示されます。デフォルトでは、左側のペインで [サーバー変数] タブが選択されています。

    [送信元] フィールドでは、下向き ボタンを使用してポップアップ ウィンドウを開きます。

  2. 次の操作を行います。
    • サーバー変数を選択するには、カテゴリとタイプを選択してサーバー変数のリストを表示し、変数を選択します。

    • メタデータを選択するには、左側のペインで [メタデータ] を選択してメタデータのリストを表示し、メタデータを選択します。

    [フィルタ] 検索ボックスを使用して、サーバー変数またはメタデータを検索できます。

[宛先] フィールドでメタデータが使用されていると、[接続のテスト] の検証は失敗します。ただし、これは電子メール通知の送信には影響しません。メタデータは電子メールの送信時に解決されます。

ドキュメントのアーカイブ

正常にインポートされたドキュメント、部分的にインポートされたドキュメント、リジェクトされたドキュメント、または失敗したドキュメントを保存するための 1 つ以上のファイル形式を構成します。

フィールド 説明
[正常にインポート済み]

[アーカイブ フォルダ]

正常にインポート済みドキュメントを保存するローカル フォルダ (C:\Archive など) またはネットワーク フォルダのパス。

[形式]

正常にインポート済みドキュメントのサポートされる形式は次のとおりです。

  • [ファイル]: メッセージ本文をテキスト ファイルに、すべての添付ファイルを個別のファイルにアーカイブします。

  • [EML]: メッセージ本文と添付ファイルを単一の EML ファイルとしてアーカイブします。

  • [XML]: メッセージ メタデータを XML ファイル (カスタムの Tungsten 形式) にアーカイブします。

[アーカイブ フォルダのテスト] アーカイブ フォルダが正しく構成されているかどうかをテストします。
[サブフォルダとファイル プレフィックス]

アーカイブされたファイルのサブフォルダ名とプレフィックス。事前定義された [フィールド] (メタデータ) をサブフォルダ名およびファイル名のプレフィックスとして追加することもできます。これらのメタデータの値は、アーカイブ ファイルの保存時に設定されます。フィールドに「\」文字を追加しないと、アーカイブされたファイルの名前にすべてのフィールドが追加されます。たとえば、{OK}\{Process-ID} を追加した場合、ファイルは OK フォルダに保存され、ファイル名にプロセス ID が追加されます。

次のようなフィールドを使用できます。

メッセージ フィールド 説明
OK インポート用に [アーカイブ フォルダ] 内に作成されるサブフォルダの名前。
Hostname TotalAgility Web アプリケーションが実行されているシステムのホスト名。
Process-ID MC インスタンスのプロセス ID。
Import-Date-Short(YYYY-MM-DD) メールがインポートされた日を示す、短い形式の日付。例: 2023年09月20日
Import-Date-Long(YYYY-MM-DDThh-mm-ss) メールがインポートされた時刻を含む、長い形式の日付。例: 2023-09-20 03-45-50
Processmapname 関連するアクションで構成されたプロセスマップの名前。
Processinstance-ID 関連するアクションで構成されたプロセスマップの ID。
Timestamp(YYYYMMDDhhmmss) メールがインポートされた日時。
Message-ID メッセージがインポートされた場合に Message Connector によってメッセージに提供される一意の ID。
MCHostname Message Connector アプリケーションが実行されているシステムのホスト名。

[部分的にインポート済み]
[アーカイブ フォルダ]

部分的にインポート済みのドキュメントを保存するローカル フォルダ (C:\Archive など) またはネットワーク フォルダのパス。

[形式]

部分的にインポート済みドキュメントのサポートされる形式は次のとおりです。
  • [ファイル]: メッセージ本文をテキスト ファイルに、すべての添付ファイルを個別のファイルにアーカイブします。

  • [EML]: メッセージ本文と添付ファイルを単一の EML ファイルとしてアーカイブします。

  • [XML]: メッセージ メタデータを XML ファイル (カスタムの Tungsten 形式) にアーカイブします。

[アーカイブ フォルダのテスト] アーカイブ フォルダが正しく構成されているかどうかをテストします。
[サブフォルダとファイル プレフィックス]

アーカイブされたファイルのサブフォルダ名とプレフィックス。事前定義された [フィールド] (メタデータ) をサブフォルダ名およびファイル名のプレフィックスとして追加することもできます。これらのメタデータの値は、アーカイブ ファイルの保存時に設定されます。フィールドに「\」文字を追加しないと、アーカイブされたファイルの名前にすべてのフィールドが追加されます。たとえば、{PARTIAL}\{Process-ID} を追加した場合、ファイルは PARTIAL フォルダに保存され、ファイル名にプロセス ID が追加されます。

次のようなフィールドを使用できます。

メッセージ フィールド 説明
OK インポート用に [アーカイブ フォルダ] 内に作成されるサブフォルダの名前。
Hostname TotalAgility Web アプリケーションが実行されているシステムのホスト名。
Process-ID MC インスタンスのプロセス ID。
Import-Date-Short(YYYY-MM-DD) メールがインポートされた日を示す、短い形式の日付。例: 2023年09月20日
Import-Date-Long(YYYY-MM-DDThh-mm-ss) メールがインポートされた時刻を含む、長い形式の日付。例: 2023-09-20 03-45-50
Processmapname 関連するアクションで構成されたプロセスマップの名前。
Processinstance-ID 関連するアクションで構成されたプロセスマップの ID。
Timestamp(YYYYMMDDhhmmss) メールがインポートされた日時。
Message-ID メッセージがインポートされた場合に Message Connector によってメッセージに提供される一意の ID。
MCHostname Message Connector アプリケーションが実行されているシステムのホスト名。

[拒否済み/失敗]

[アーカイブ フォルダ]

拒否済み/失敗したドキュメントを保存するローカル フォルダ (C:\Archive など) またはネットワーク フォルダのパス。

[形式] 拒否済みドキュメントまたは失敗したドキュメントのサポートされている形式は次のとおりです。
  • [ファイル]: メッセージ本文をテキスト ファイルに、すべての添付ファイルを個別のファイルにアーカイブします。

  • [EML]: メッセージ本文と添付ファイルを単一の EML ファイルとしてアーカイブします。

  • [XML]: メッセージ メタデータを XML ファイル (カスタムの Tungsten 形式) にアーカイブします。

[アーカイブ フォルダのテスト] アーカイブ フォルダが正しく構成されているかどうかをテストします。
[サブフォルダとファイル プレフィックス]

アーカイブされたファイルのサブフォルダ名とプレフィックス。事前定義された [フィールド] (メタデータ) をサブフォルダ名およびファイル名のプレフィックスとして追加することもできます。これらのメタデータの値は、アーカイブ ファイルの保存時に設定されます。フィールドに「\」文字を追加しないと、アーカイブされたファイルの名前にすべてのフィールドが追加されます。たとえば、{REJECTED}\{Process-ID} を追加した場合、ファイルは REJECTED フォルダに保存され、ファイル名にプロセス ID が追加されます。

次のようなフィールドを使用できます。

メッセージ フィールド 説明
OK インポート用に [アーカイブ フォルダ] 内に作成されるサブフォルダの名前。
Hostname TotalAgility Web アプリケーションが実行されているシステムのホスト名。
Process-ID MC インスタンスのプロセス ID。
Import-Date-Short(YYYY-MM-DD) メールがインポートされた日を示す、短い形式の日付。例: 2023年09月20日
Import-Date-Long(YYYY-MM-DDThh-mm-ss) メールがインポートされた時刻を含む、長い形式の日付。例: 2023-09-20 03-45-50
Processmapname 関連するアクションで構成されたプロセスマップの名前。
Processinstance-ID 関連するアクションで構成されたプロセスマップの ID。
Timestamp(YYYYMMDDhhmmss) メールがインポートされた日時。
Message-ID メッセージがインポートされた場合に Message Connector によってメッセージに提供される一意の ID。
MCHostname Message Connector アプリケーションが実行されているシステムのホスト名。

次のシナリオでは、メッセージが部分的にインポートされます。

  • [非 PDF 電子ドキュメントを PDF/A に標準化] が有効になっていて、標準化できないファイル (DAT ファイルなど) が受信メッセージに含まれている。

  • Fax を部分的に受信した (受信エラーのある Fax)。

  • PDF/A の標準化に失敗したドキュメント。

  • [非 PDF 電子ドキュメントを PDF/A に標準化] と [受信した PDF ドキュメントを PDF/A に標準化] が有効になっていて、パスワードで保護されたファイルが添付されている電子メールを Message Connector を介して取り込んだ。

  • Message Connector の構成で [アーカイブの展開] が選択されていて、パスワードで保護されたファイルが添付されている電子メールを Message Connector を介して取り込んだ。

  • メッセージの添付ファイルでドキュメント変換エラーが発生した。

    変換エラーになったドキュメントは、元のファイルのままインポートされ、ワークフローで使用できます。サポートされていないドキュメント (.dat、.xyz、.psz) の変換はドキュメント変換エラーで失敗します。

次のシナリオではメッセージのインポートが失敗します。

  • [非 PDF 電子ドキュメントを PDF/A に標準化] と [複数の PDF ファイルの連結] が有効になっていて、BIN/DAT ファイルが添付ファイルとして受信メッセージに含まれている。

  • [非 PDF 電子ドキュメントを PDF/A に標準化]、[受信した PDF ドキュメントを PDF/A に標準化]、および [複数の PDF ファイルの連結] が有効になっていて、パスワードで保護されたファイルが添付されている電子メールを Message Connector を介して取り込んだ。

  • XML フィールドが TotalAgility フィールドにマップされ、[XML フィールドを TotalAgility フィールドにマップし、不一致を拒否] が有効になっていて、XML ファイル内の指定されたフィールドに何らかの相違点がある。

  • [非 PDF 電子ドキュメントを PDF/A に標準化]、[受信した PDF ドキュメントを PDF/A に標準化]、および [複数の PDF ファイルの連結] が有効になっていて、パスワードで保護されたファイルが添付されている電子メールを Message Connector を介して取り込んだ。

  • Message Connector の構成で [アーカイブの展開] が選択され、TotalAgility Designer で [非 PDF 電子ドキュメントを PDF/A に標準化] と [複数の PDF ファイルの連結] が有効になっていて、パスワードで保護されたファイルが添付されている電子メールを Message Connector を介して取り込んだ。

  • メッセージのいずれかの添付ファイルの内容がヌルである。

  • プロセス マップをインポート ソースに使用できない。

関連するアクション

[ジョブ タイプ] リストで、次のいずれかのジョブ タイプを選択してアクションをインポート ソースに関連付け、正常にインポート済みドキュメント、部分的にインポート済みドキュメント、拒否済み/失敗したドキュメントに対して、実行時にジョブを作成できるようにします。

[正常にインポート済み] / [部分的にインポート済み] / [拒否済み/失敗]

[新しいジョブの作成] (デフォルト)

  1. [プロセス] のリストで、プロセスまたはケースを選択します。

    選択したプロセスまたはケース マップに初期化変数がある場合、そのパラメータが [初期化変数] の下に表示されます。

    拒否済み/失敗したドキュメントまたは部分的にインポートされたドキュメントの場合、ドキュメントのメタデータのみが関連プロセスに渡されます。そうしたプロセス マップを構成すると、メタデータをマップできます。また、拒否済み/失敗したドキュメントの場合、EML の元のコンテンツがドキュメントとしてジョブに追加されます。

  2. パラメータを初期化変数にマップするには、初期化変数の [マッピング] リストから動的な値を選択するか、 をクリックして静的な値を入力します。

[新しいケースの作成]

  1. [ケース] リストで、ケース マップを選択します。

    選択したケース マップに初期化変数がある場合、そのパラメータが [初期化変数] の下に表示されます。

  2. [式のタイプ] を次の中から選択します。

    • [通常]: [ケース参照] フィールドに、件名からケース参照を抽出する式を入力します。

    • [XSL]: [ケース参照] フィールドに、XML データからケース参照を抽出する XML 式を入力します。

    • [なし] (デフォルト): ケース参照としてジョブ ID を自動的に使用します。

  3. 動的な値または静的な値を使用して、パラメータを初期化変数にマップします。

[ケースのジョブを作成]

  1. [プロセス] リストで、プロセス、ケース、またはケース フラグメントを選択します。

    選択したプロセス、ケース、またはケース フラグメントに初期化変数がある場合、そのパラメータが [初期化変数] の下に表示されます。

  2. [式のタイプ] を次の中から選択します。

    • [通常] (デフォルト): [ケース参照] フィールドに、件名からケース参照を抽出する式を入力します。

    • [XSL]: [ケース参照] フィールドに、XML データからケース参照を抽出する XML 式を入力します。

  3. 動的な値または静的な値を使用して、パラメータを初期化変数にマップします。

パラメータを変数にマッピングする方法の詳細については、「すべてのインポート ソースのメタデータ」を参照してください。