注釈の効果について

次の表は、注釈の外観をまとめたものです。

注釈の外観

マークアップ効果のみを持つツール [ハイライト]、[下線]、[取り消し線]、[線]、[四角形]、[鉛筆]、[楕円]、[多角形]、[開いた多角形]、[雲形]
注釈効果のみを持つツール [ノート]、[テキスト ボックス]
マークアップと注釈の効果を持つツール [吹き出し]、[テキストをカーソル位置に挿入]、[選択したテキストを置き換え]、[選択したテキストにノートを追加]
特殊な効果を持つツール [ファイルを添付]、[サウンドを添付]

[注釈] ツールバーには [注釈] ツールが表示されます。開いているテキスト ウィンドウは (あれば)、関連するマークアップ効果と同じ配色になります。今後使用する色を変更する場合は、右クリックして [プロパティ] を選択します。

[注釈] ツールおよび [マークアップ] ツール

ノート アイコン ノート (ハイライトなし)

[ノート] アイコンが配置されてノート テキスト ウィンドウがポップアップで表示され、ノートのテキストを入力できます。

テキストの入力中は、ウィンドウとアイコンを結ぶリンク図形が表示されます。ウィンドウを閉じてマウスをアイコンにポイントすると、ボックスにノート テキストが表示されます。

吹き出しアイコン 吹き出し (特殊なテキスト ボックス) 何もない場所に配置して、PDF 内の特定のオブジェクトを矢印で指し示す注釈を作成します。

完了後も、吹き出しとテキストはどちらも表示されたままになります。[テキスト ボックス] ツールも機能的にはほとんど同じですが、こちらには矢印がありません。
アクティブなマークアップ アイコン アクティブなマークアップ

[注釈] タブの [アクティブなマークアップ] ツールの横にある下矢印をクリックすると、ドロップダウン メニューが表示されます。ドロップダウン メニューの最上部にある [テキスト マークアップ ツール] は多機能なツールで、変更の提案を示すことができます。ツールをクリックして以下の操作を実行できます。

  • カーソルを置いてテキストを入力すると、[挿入テキスト] キャレット (挿入テキスト キャレット) に表示されます。

  • テキストを選択し、置換テキストを入力すると、[置換テキスト] キャレットに表示されます。元のテキストには取り消し線が引かれます (置換テキスト キャレット)。

  • テキストを選択して [削除] を押すと、削除されたテキストが [取り消し線] キャレット (取り消し線キャレット) に表示されます。

このドロップダウン メニューには、さらに 3 つのツールがあり、それぞれテキストの追加、削除、または置き換えを行うことができます。

  • テキストをカーソル位置に挿入

  • テキストを置き換え

  • 取り消し線

[アクティブなマークアップ] ツールは、テキスト選択を操作するツールを提供します。

  • [選択したテキストにノートを追加] – 選択したテキストが強調表示され、注釈があることを示すノート アイコン (テキストがハイライトされたノート アイコン) が表示されます。その他の機能はノートを作成する場合と同様ですが、テキスト ウィンドウの名前が異なります。このツールの場合は、[テキストへの注釈] と表示されます。

  • [ハイライト] – 選択部分がハイライトされます。その他の機能はありません。

  • [下線] – 選択部分に下線が引かれます。その他の機能はありません。

ファイルを添付アイコン ファイル

これは [注釈] に含まれます。これを使用し、ドキュメントで指定する位置に添付として表示するファイルを選択します。添付ファイル アイコンが示す場所:

添付ファイル アイコン

このアイコンをダブルクリックしてファイルを開きます。ノートがアイコンにリンクされているため、ファイルの内容や目的を説明するテキストを入力できます。このテキストは、後で添付アイコンのポップアップとして名前とともに表示されます。

サウンドを添付アイコンサウンド

これは [注釈] > [サウンド] に含まれます。目的の wav ファイルを参照して、[開く] をクリックします。必要に応じて、添付する前に再生し、[OK] をクリックします。

赤い [記録] ボタンをクリックすると「空」の WAV ファイルが作成され、[OK] をクリックするとそのファイルが添付されます。

サウンド添付ファイル アイコンが示す場所:

サウンド添付ファイル アイコン

このアイコンをダブルクリックしてファイルを再生します。ノートがアイコンにリンクされているため、ファイルの内容や目的を説明するテキストを入力できます。このテキストは、後で添付アイコンのポップアップとして名前とともに表示されます。

詳細については、ファイル添付ツール.

描画ツール アイコン 描画ツール

ドロップダウン リストにある次のようなツールを使用します。[線][四角形][鉛筆][楕円][多角形][開いた多角形][雲形] の各項目によって、場所または領域にマークを付けます。

描画オブジェクト

これらは実質的に同じような機能を持つため、ノートを描画オブジェクトに添付したり、返信をしたりすることができます。また、オブジェクトは [注釈] パネルに一覧表示されます。

スタンプは、内容が完全または部分的に固定された特殊な注釈およびマークアップ ツールです。

注釈は変更を提案する目的でのみ使用してください。実際に PDF ドキュメントを限定的に直接変更するには、オブジェクト編集ツールを使用してください。大幅な変更が必要な場合は、[高度な編集] モードを使用するか、ファイルを編集可能な形式に変換してください。

[ドキュメントの確定] コマンドを使用して、配布前に注釈を PDF の一部にすることができます。つまり、選択した要素は注釈からドキュメント オブジェクトに変換され、[注釈] パネルのリストから削除されます。