文書を分割

[文書を分割] ダイアログ ボックスにアクセスするには、[ホーム] > [分割] を選択します。

ソース ドキュメント

1 つ以上のページがある場合に [現在のドキュメント] を選択するか、[選択した文書] 選択して [参照] をクリックし、[開く] ダイアログ ボックスを表示します。分割するファイルを選択します。いずれの場合も、元の PDF はそのままの状態で残ります。

分割モード

入力が有効な場合は、分割を行うと、元のドキュメントのすべてのコンテンツを含む 1 つまたは複数の出力ファイルが生成されます。Power PDF によって、元のファイル名に接頭辞テキストと連番が追加されます。分割モードを選択します。

  • ファイル サイズで分割: PDF ドキュメントを、指定したファイル サイズ以下に分割します。指定できるサイズは 0.50 MB から 200 MB までです。これは、帯域幅が制限されている状況で PDF ファイルを送信する場合に役立ちます。

  • 奇数/偶数ページで分割: 奇数ページと偶数ページに基づいて PDF ドキュメントを分割します。「偶数セグメント - [ファイル名].pdf」、「奇数セグメント - [ファイル名].pdf」という名前の 2 つの出力ファイルが生成されます。

  • 空白ページで分割: 空白ページが現れるたびに新しい PDF ドキュメントを生成します。空白ページ自体は破棄されます。最初のセグメントは、空白でなくても常に 1 ページ目から始まります。PDF にスキャンする際に ADF に空白のページを配置すると、このモードを使用してファイルを分割できます。

  • ページ数で分割 (ページのドキュメント): PDF ドキュメントを同じページ数のファイルに分割します。「3」と入力すると、それぞれに 3 つの連続したページが含まれたドキュメントとして分割されます。最終セグメントのページは少なくなることがあります。

  • テキストを含むページで分割: 入力した単語またはテキスト文字列を含むページで PDF を分割します (大文字と小文字は区別されます)。入力したテキスト文字列の出現箇所が検出されるたびに、新しいファイルが生成されます。最初のセグメントは、指定のテキストを含んでいなくても常に 1 ページ目から始まります。注釈、署名などのテキストの一致はチェックされません。この分割モードを使用すると、レポート、納品書、請求書の文面を効率よく処理できます。

  • ページ数で分割: ユーザー定義の分割ページ番号に基づいて PDF ドキュメントを分割します (例: 7; 32; 87 など)。最初のセグメントは、明示的に指定しなくても常に 1 ページ目から始まります。正しくないページ番号を指定すると、警告が表示されます。

  • しおりで分割: 指定のしおり名が検出されたページで PDF ドキュメントを分割します。最初のセグメントは常に 1 ページ目から始まります。

  • しおりのレベルで分割: 特定のしおりのレベルに基づいて PDF ドキュメントを分割します。指定のしおりのレベルが検出されると、新しいファイルが生成されます。最初のセグメントは常に 1 ページ目から始まります。しおりによる分割は、しおりが付加された PDF ファイルのみで利用可能です。

ページの抽出

入力が有効な場合、抽出機能による出力には、通常は元のドキュメントの一部分のみが含まれ、元のドキュメントはそのままの状態で残ります。

  • ページまたはページ範囲で抽出: 重複しないユーザー定義のページまたは範囲で指定された部分のドキュメントを抽出します。ページ範囲の中でさらにページを指定できます。それらは逆順で出力されます。生成される PDF ファイルは、「セグメント 001 - [元のファイル名].pdf」、「セグメント 002 - [元のファイル名].pdf」といった名前になります。

    分割の指定が正しくない場合や範囲が重複する場合は、警告が表示されます。

    例:

    2;2-37;35-46 は重複があり正しくありません。

    2;4-33;35-46 は有効な指定です。

  • テキストを含むページを抽出: 入力した単語またはテキスト文字列が含まれるページを抽出し、1 つのファイルに保存します (大文字と小文字は区別されます)。生成されたファイルには、入力したテキスト パターンに従って名前が付けられます。このオプションは、共通の特徴を持つページを抽出して 1 つのファイルにまとめる場合に有効です (例: 特定の人物が提出した単一ページのレポート)。注釈、署名などのテキストの一致はチェックされません。

  • しおりで抽出: 特定のしおり名に応じてすべてのページを抽出します。テキスト ボックスにしおり名を入力します (大文字と小文字は区別されます)。生成されるファイルの名前は次のようになります。「[しおり名]_001」、「[しおり名]_002」、「[しおり名]_003」など。

  • しおりのレベルで抽出: 指定したレベルのしおりがあるすべてのセクションを個別の PDF ファイルに抽出し、しおりのタイトルを使用して名前を付けます。生成されるファイルは、自動的に作成されたフォルダーに置かれます。このフォルダーは、しおりの階層 (指定レベルまで) を反映するようになっています。HTML インデックス ファイルが自動生成されるので、容易にファイルにアクセスできます。しおりによる抽出は、しおりが付加された PDF ファイルのみで利用可能です。

    例: 第 3 レベルのしおりまで構成されたセクションを抽出するには、「3」と入力します。元のドキュメントに第 2 レベルのしおりが 4 つある場合、4 つのサブフォルダが生成され、それぞれに第 2 レベルのしおり名が付けられて適切なファイルが置かれます。メイン フォルダは、元のファイルに則した名前になります。

デフォルトでは、生成される PDF ファイル (奇数/偶数ページでの分割を除く) は「セグメント 001 - [元のファイル名].pdf」や「セグメント 002 - [元のファイル名].pdf」といった名前になり、その番号が増加していきます。必要に応じて、[番号付けオプション] をクリックして、生成されるセグメントのファイルに番号をつけるパラメータ ([桁数][開始番号][番号の増加量]) を指定します。

[OK] をクリックして [ファイルを開く] ダイアログ ボックスを表示し、フォルダを選択するか、新しいフォルダを作成して、分割されたドキュメントを保存します。出力ファイルのフォルダー構造は、別の分割操作の出力結果を上書きしないように注意してください。