PDF ドキュメントの比較

類似した 2 つの PDF ドキュメント (ドキュメントの 2 つのバージョンや改訂版など) を比較して違いを判断したり、または承認された変更が実際に行われたかどうかを確認したりすることができます。比較結果は一時ファイルとして表示され、必要に応じてこれを保存することができます。

ドキュメントの特定部分のみを比較することができます。最初に、2 つのドキュメントに対して [ホーム] > [ツール] > [文書を分割] を使用し、生成されたセグメントを比較します。詳細な手順については、「ドキュメントの分割」を参照してください。

ドキュメントを比較するには、次の手順を実行します。

  1. 文書を比較アイコン [詳細処理] > [文書を比較] を選択します。

    [文書を比較] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. 現在開いているアクティブなドキュメントを最初のドキュメントとしてそのまま指定するか、[参照] をクリックして別のドキュメントを選択します。

    [開く] ダイアログ ボックスが表示されます。最初のドキュメントを参照します。

  3. ドキュメント プレビューの下部のリストでリビジョンを選択します。
  4. 開いているドキュメントを変更されたドキュメントとしてそのまま指定するか、[参照] をクリックして別のドキュメントを選択します。

    [開く] ダイアログ ボックスが表示されます。変更されたドキュメントを参照します。

  5. ドキュメント プレビューの下部のリストでリビジョンを選択します。
  6. 次のいずれかの [比較の種類] を選択します。
    • イメージとテキストの違いを表示 (イメージ)

      イメージの比較では、ノート、ハイライト、マークアップ、透かし、署名の特定の属性は「通常の」グラフィック オブジェクトと見なされ、比較対象に含まれます。

    • テキストの違いを表示 (テキスト)

      テキストの比較では、テキスト ボックス内のテキスト、ヘッダー/フッターのテキスト、スタンプが付いたテキストは、「通常の」テキストと見なされますが、注釈のテキストは比較から除外されます。

  7. 視覚的に比較するには、[分析] リストで次のようなマークアップの色と分析タイプを選択します。
    • 詳細 (低速) (多数の小さな領域の比較を行うため、時間がかかります)

    • 標準

    • 概要 (少数の大きな領域の比較を行うため、高速化されます)。

  8. テキストのみを比較する場合は、[フォント情報を含める (名前、属性など)] をクリックして、書式設定の違い (フォント名、サイズ、属性など) が含まれるようにします。
  9. 比較結果の [レポートの種類] として、次のいずれかを選択します。

    通常、テキストの違いは、[左右に並べる] の形式で最も見やすく表示されます。これに対して、イメージが多用されているドキュメントでは [結合する] 形式が適切です。

    1. 左右に並べる

      最初に、概要ページが表示され、比較の種類 (イメージまたはテキスト)、古いドキュメントと新しいドキュメントの名前、および 2 つのドキュメントが同一であるかどうかを示すメッセージが表示され、同一でない場合は、以下のような比較結果の概要が表示されます。

      テキスト比較については、以下に該当する単語の数が表示されます。

      • 新しいドキュメントに追加された単語

      • 古いドキュメントから削除された単語

      • 両方のドキュメントで見つかった単語 (一致)

      • 書式だけが異なる単語 (指定した場合)

      イメージの比較の場合

      • 同一ページのページ数

      • 異なるページのページ数

      • 追加または削除されたページの数 (ページ数が異なるドキュメントの場合)

      同一ではないと判断されたドキュメントについては、概要ページの後に両方のドキュメントのページが並べて表示され、マークアップ (たとえば、削除された単語への取り消し線、追加された単語への下線、一致する単語へのボックス、異なるグラフィックへの雲形など) によって違いが示されます。比較処理では、ページ数を合わせるために短いドキュメントには空白ページが追加されます。

    2. 結合する
      新しいバージョンのドキュメントを表示する統合されたドキュメントが作成されます。基本的に、最初のページに付けられた付箋の注釈には、[左右に並べる] のレポートの概要ページと同じ情報が含まれます。違いが見つかった領域はマークアップされます。[ハンド] ツールを使用してマウス ポインタをマークアップ領域上に移動すると、古いコンテンツが表示されます。