レイヤー

レイヤーは、PDF ページのさまざまな要素を分離するためのものです。レイヤーは、建築計画を扱う場合や、印刷所向けのドキュメントを準備する場合に役に立ちます。レイヤーは PDF ファイルに表示することができ、新しいレイヤーを追加することもできます。

[レイヤー] パネルは、次のツールを選択すると [パネル] バーから利用できます。

レイヤーアイコン

このツールが表示されていない場合は、[パネル] バーの何もない領域を右クリックし、ツールを選択します。

このパネルに、現在のページで検出されたすべてのレイヤーが一覧表示されます。対応する各レイヤーの左側のボックスをクリックして、レイヤーの表示/非表示を切り替えることができます。表示されているレイヤーには目のアイコンが付き、非表示のレイヤーには空のボックスが付きます。あらゆる組み合わせでレイヤーを表示できます。

レイヤーの追加は、ページ単位の操作です。入力ページを 1 つ選択して、それを 1 つのターゲットページに配置します。

新しいレイヤーを追加するには、以下の手順を実行します。

オプションツールをクリックして、[ページをレイヤーとしてインポート] を選択します。
入力ファイルを参照し、必要に応じて入力ページ番号を指定します。
右側の表示領域でターゲットページを選択します。プレビューペインに結果が示されます。
レイヤーに名前を付けます。レイヤーグループがある場合は、グループに名前を割り当てることができます。
レイヤー配置のサイズ、位置、および回転を定義します。
新しいレイヤーの透明度レベルを設定し、そのレイヤーをページイメージの前面にするか背面にするかを設定します。
必要に応じて、ターゲットのページ番号を変更して、レイヤーが他のページではどのように表示されるかを確認します。
レイヤーを表示するターゲットページを選択し、外観を再確認して [OK] をクリックします。

新しいレイヤーを作成する代わりに、入力ページを既存のレイヤーに追加することもできます。インポートページ自体にレイヤーがある場合は、それらのすべてのレイヤーをインポートできます。

レイヤーの適用は一度に 1 ページに限られているため、ドキュメントのすべてのページまたは多くのページにロゴや画像を配置するには手間がかかります。このような場合には、スタンプを使用してください。
レイヤーは、配置が完了すると削除や変更ができません。この点に注意を払って、レイヤーを正しく配置してください。
レイヤーオプションメニューを使用すると、レイヤーの表示状態を定義したり、元の外観に復元したり、レイヤーリストを展開/折りたたんだりすることができます。また、定義したレイヤーを既存のレイヤーのいずれかにマージするか、[レイヤーを確定] コマンド (このコマンドは、[ドキュメント] > [確定] でオプションとしても使用できます) を使用してすべてのレイヤーをメインドキュメントにマージすることもできます。
レイヤーのロックまたはロック解除や、レイヤーの表示設定を調整するには、各レイヤー名の右側にあるアイコンを使用します。
[高度な編集] モードに移動すると、ドキュメントからレイヤーが削除される場合があります。