ビジネス ルール検証メソッド

ビジネス ルール検証メソッドを使用して、複雑な検証ロジックを作成します。

ビジネス ルールを使用する際には、初期値パラメータとしてドキュメント変数またはフォルダ変数を使用します。ビジネス ルールの入力にドキュメント変数が含まれる場合、インスタンス ID システム プロパティをマップすることができます。ビジネス ルール検証を使用する前に、次の変数を出力として構成してください。

  • ブール値: 検証が成功したかどうかを示します。

  • 文字列: 検証が失敗した場合にランタイム メッセージを表示します。

ドキュメント タイプの場合、ビジネス ルールを使用してテーブル列に検証を追加できます。たとえば、テーブル フィールドに次のルールを作成するとします。

列 1 (項目数) * 列 2 (価格) = 列 3 (小計)

このルールを使用してドキュメントに対して検証が実行されると、このテーブルの各行が検証されます。行 2 の計算が正しくない場合、その行の列 3 が無効になります。「ドキュメント タイプ用にフィールド検証ルールの追加」を参照してください。

  • 子ドキュメントまたは子フォルダは検証ルールを継承しません。

  • ビジネス ルールで使用中のフィールドは削除できません。

ビジネス ルール検証メソッドを構成する

  1. 抽出グループを開き、フィールド検証ルールを定義するドキュメント タイプを選択します。
  2. プロパティ パネルで [フィールドの検証] タブをクリックします。
  3. [検証ルール] をクリックします。

    [新しい検証ルール] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [タイプ] リストで、[ビジネス ルール] を選択します。(デフォルト: 正規表現)
  5. フィールドの抽出の信頼度が低い場合、またはフィールドが変更されている場合には、[ルールにより、不確実な抽出結果が有効になります] を選択して検証ルールの実行を無効化します。(デフォルト: クリア)
  6. [ビジネス ルール] リストで、フィールド検証で使用するビジネス ルールを選択します。

    ビジネス ルールの入力パラメータのリストが表示されます。

    • 選択するビジネス ルールには、文字列とブール値という 2 種類のデータ型の出力が必要です。

    • ビジネス ルールの入力としてドキュメント変数がある場合、インスタンス ID システム プロパティをマップできます。

    • ビジネス ルールで使用中のフィールドは削除できません。

    • 子ドキュメント/フォルダはこれらの検証ルールを継承しません。

  7. 各入力の [値] フィールドで、動的な値または静的な値を使用してドキュメント フィールドまたはシステム フィールドをマップします。
  8. [保存] をクリックします。

こちらも参照してください。