データ オブジェクト変数の作成

データ モデル (ローカルまたはグローバル) に基づいてデータ オブジェクト変数を作成できます。

同じデータ モデルまたは異なるデータ モデルを参照する複数のデータ オブジェクト変数を作成できます。

データ オブジェクト変数を作成すると、この変数を REST API との統合に使用することができ、応答/要求をオブジェクトとして渡すことができます。また、他の統合やフォーム アクション、プロセス アクティビティでオブジェクトを使用して、RESTful サービスから送信された要求や受信した応答を保存することができます。

個人の 配偶者といったモデルの一部を選択することで、個人のオブジェクト全体、またはオブジェクトの一部を使用できます。

文字列と同様の方法でデータ オブジェクト変数を使用して、実行時にアクセスまたは更新できます。データ オブジェクト変数を使用する新規ジョブ作成フォームまたはアクティビティ フォームを作成または再生成すると、データ オブジェクト変数の値が取得され、フォームの複数行のテキスト フィールドに表示されます。

データ オブジェクト変数内で反復データを使用してリスト (配列) にアクセスし、複合変数/ダイナミック複合変数と同様の方法でこのデータを使用できます。リスト型のフィールドを含むデータ オブジェクト変数を定義すると、複合変数/ダイナミック複合変数と同じように動作します。たとえば、データ オブジェクトのリスト フィールドを .Net メソッドへの入力としてマッピングできます。変数を選択すると、配列内のフィールドをマッピング用に使用できるようになります。実行されると、リストのマッピングされたフィールドのコレクションが .Net 呼び出しに渡されます。

データ オブジェクトのリスト フィールドは、.Net メソッドからの出力としてマッピングできます。変数を出力として設定すると、リスト内のフィールドを戻り値にマッピングできます。

JSON ファイルを使用していて、JSON がリストである場合は、作成したデータ オブジェクトに返すことはできません。代わりに、作成された JSON 内のリスト フィールドにマップする必要があります。

  1. 変数を作成するプロセス マップを開きます。
  2. プロセス モデリング バーで、[変数] をクリックし、[新規] をクリックします。

    [新しい変数] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 変数の一意の [名前] を入力します。
    デフォルトでは、変数の名前は変数の ID になります。ただし、必要に応じて ID を変更できます。
  4. [タイプ] リストで、[データ オブジェクト] を選択します。(デフォルト: 文字列)
  5. プロセス初期化のために変数を使用するには、[初期化] を選択します。
  6. [値] リストで、データ モデル (グローバルまたはローカル) あるいはデータ モデルのフィールドを選択します。

    オブジェクトにドリルダウンして、フィールドとそのデータ タイプを確認できます。データ タイプを表示できるようにすると、正しいフィールドを簡単にマップできるようになります。

    データ オブジェクト変数内のフィールドの使用方法に関する詳細については、「データ オブジェクト変数内で使用可能なアクセス フィールド」を参照してください。

  7. [追加] をクリックします。

    変数が [変数] リスト ページに表示されます。

  8. [保存] をクリックします。
    スキンでデータ オブジェクトを上書きすることはできません。

データ オブジェクト変数内で使用可能なアクセス フィールド

データ オブジェクト変数内のフィールドを使用し、オブジェクトを展開することでそれらの変数にアクセスできます。フィールドを選択すると、ドット表記として表示されます。

変数にドリルダウンして、フィールドを表示することができます。フィールドを使用している場合、フィールドの元のパスが表示されます。

例: データ オブジェクトには、次のフィールドを含めることができます。

会社名

CompanyID

住所

  • 番地

  • 郵便番号

    • コード

    • 名前

CompanyID を使用する場合、パスは VariableName.CompanyID のように表示されます。

国名などのネストされたオブジェクトを選択すると、パスは VariableName.Address.Country.Name のように表示されます。

フィールドは、変数を単一の値として使用して値を設定/取得できる場所に使用できます。たとえば、次の方法でフィールドを使用できます。

  • .Net アクティビティへの入力の一部として、VariableName.Address.Country.Name フィールドに渡すことができます。

  • 式ノードでは、式を使用して [郵便番号] フィールドの値を設定できます。

  • 手動アクティビティでは、フィールドを入力および出力として使用できます。