プロセスをインポートする

複数の TotalAgility 間でプロセス マップをインポートできます。

プロセス マップのインポートには、次の条件があります。

  • インポートを行うユーザーがマップをロックした場合を除き、ロックされていないマップしかインポートできません。

  • システムで利用可能なプロセス バージョンよりも高いバージョンのプロセスしかインポートできません。システムで利用可能なバージョンよりもバージョンが低いプロセスをインポートすることはできません。

  • 古いバージョンから Kofax TotalAgility 7.6.0 にマップをインポートしたとき、パスワード ハッシュ アルゴリズムが Scrypt に設定されていた ([システム] > [システム設定] > [ログオンおよび認証] > [パスワードとログオン]) 場合には、パスワードを復号化できなくなっているため、パスワードが設定されたリソースから TotalAgility にログオンできません。ログオンするには、管理者がそれぞれのリソースのパスワードをリセットする必要があります。

分散配置された 1 つの Kofax TotalAgility Web アプリケーションシステムに複数のパッケージを同時にインポートする場合、Web サーバーからアプリケーション サーバーへの最大同時接続数はデフォルトで 100 に設定されます。これを変更するには、

ストリーミング サービスの exe ファイルが存在するフォルダと同じフォルダにある Agility.Server.StreamingService.exe.config で、次の文字列を見つけます。

<connectionManagement>
<add address="*" maxconnection="100" />
</connectionManagement>

次に、maxconnection の値を更新します。

  1. [インポート] に移動します。

    [インポート] ページが表示されます。

  2. インポートするプロセスを含むファイルを参照するか、そのファイルを [インポートするファイル] ボックスにドラッグします。次のメッセージが表示されます。選択したファイルにはプロセスが含まれています。その後、適切なインポート オプションが表示されます。

    次の項目は、プロセスとともに自動的にインポートされます。

    機能アクセス

    利用可能なデフォルト設定

    ワークフロー ルール

    スレッド プール

    Web サービス

    Web サービスのカテゴリがインポートされます。まだ存在しない場合は作成されます。

    インポートされる Web サービスの ID が既存の Web サービスの ID と同じ場合、インポートされた Web サービスが使用されます。

    Web サービスは手動または個別にインポートできます。

    ビジネス ルール

    カスタム サービス

    アクティビティ

    次のキャプチャ アクティビティが含まれます。

    • 抽出

    • 分類

    • PDF 生成

    • オンライン学習

    • スキャン

    • 検証

    • 確認

    • ドキュメント レビュー

    作業タイプ

    ロール

    既存のプロセス マップの新しいバージョンに既存のロールをインポートする場合、ロール メンバーを上書きするように選択できます。

    チェックリスト テンプレート

    同じ名前のテンプレートが存在し、さらに

    • このオプションを選択した場合、既存のテンプレートのすべての要素が、インポートされたテンプレートの要素に置き換えられます。

    • このオプションを選択しない場合、インポートされたテンプレートのすべての要素が既存のテンプレートに追加されます。

    同じ名前のテンプレートが存在しない場合、インポートされたテンプレートは新しいテンプレートとして追加されます。

    エンティティ

    既存のエンティティの名前がインポートされるエンティティの名前と同じ場合、上書きするように選択できます。

    エンティティに複数言語ルックアップが含まれる場合、ルックアップのすべてのコンテンツがエンティティとともにインポートされます。

    ルックアップ

    既存のルックアップの名前がインポートされるルックアップの名前と同じ場合、上書きするように選択できます。

    プロファイル

    キャプチャが有効なプロセス マップをインポートすると、関連プロファイルがシステムに存在しない場合でも関連プロファイルがインポートされます。

    .NET DLL

    スレッド プール

    インポートされるスレッド プールの ID が既存のスレッド プールの ID と同じ場合、インポートされたスレッド プールが使用されます。

    変数

    インポートされるサーバー変数がインポート先のマシンにすでに存在する場合、既存のサーバー変数は上書きされません。

    インポートされるプロセス マップのプロセス変数がサーバー変数としてサーバー側に存在し、タイプしか違わない場合、相反変数が発生します。問題を引き起こすプロセス変数があれば、インポート中に警告が表示されます。

    キャプチャが有効なプロセスをインポートすると、初期化変数として設定されたドキュメント タイプ変数やフォルダ タイプ変数もすべてインポートされます。

    チェックリスト項目

    インポート先のマシン上のチェックリスト項目と名前が同じチェックリスト項目を持つプロセス マップをインポートすると、既存のチェックリスト項目が上書きされます。それ以外の場合、インポートされた項目は新しい項目として追加されます。

    分類グループ

    分類グループに関連付けられた抽出グループ

    抽出グループに関連付けられたドキュメント タイプ

    プロセスの分類グループ、抽出グループ、およびドキュメント タイプは、システムに存在しない場合でもインポートされます。

    デフォルトでは、分類グループ、抽出グループ、ドキュメント タイプはデフォルト カテゴリにインポートされます。分類グループ、抽出グループ、およびドキュメント タイプを指定したカテゴリにインポートするには、カテゴリを選択します。

    Kofax TotalAgility Azure およびオンプレミス マルチテナンシー システムでは、抽出および分類グループの上限が 500 MB に設定されています。この上限を超えると、アクションを完了できないことを知らせるメッセージが表示されます。この上限を構成するには、TotalAgility Azure の Web.config ファイルの MaxCaptureProjectSize の値を更新します。

    Kofax TotalAgility オンプレミスでは、抽出および分類グループの上限が 2 GB に設定されています。この上限を超えると、アクションを完了できないことを知らせるメッセージが表示されます。

    予測可能モデル

    予測可能モデルが定義されている場合、プロセスの重み付けとスコア計算が、インポートされるプロセスの選択したバージョンに含まれます。

    [詳細] タブと [処理後] タブでアクティビティの [スコアの評価] プロパティが選択されている場合、重み付けとスコア計算は選択したプロセス バージョンにもインポートされます。

    オプションでインポートできる項目は次のとおりです。

    カテゴリ

    プロセス マップと共に保存されたカテゴリ。

    ただし、インポートされるプロセス マップでカテゴリがエクスポートされていた場合に限られます。

    リソース

    プロセス マップに保存されたすべてのリソース。

    既存のワーカー リソースの UserID または ResourceID が、インポートされるリソースのものと同じ場合、インポートされたプロセス マップで既存のリソースが使用されます。

    インポートされるリソースと同じ名前とタイプまたは ResourceID を持つ、非ワーカー リソースまたはカテゴリが存在する場合、インポートされたプロセス マップで既存のリソースが使用されます。

    システム設定モジュールで [一意の電子メールの強制] オプションが [はい] に設定されている状態で、アクティブな電子メール ID が無いリソースをインポートしようとすると、エラー メッセージが表示されます。

    グループ リソース メンバー

    すべてのリソース グループのメンバーの詳細が含まれます。

    このオプションは、[リソース] オプションが選択されている場合にのみ有効になります。

    コネクタ マッピング

    エクスポート コネクタのマッピングをすべてインポートします。

    すべてのエクスポート コネクタがターゲットマシンにインストールされていることを確認してください。そうでない場合はエラーが発生し、プロセスがインポートされません。

  3. デフォルトでは、作業タイプ、ロール メンバー、チェックリスト テンプレート、エンティティ、ルックアップ、プロファイル (スキャン/VRS、PDF 生成、および分割) が上書きされます。ページ レンディションとレポート タグを上書きするように選択できます。

    ページ レンディションを上書きするように選択した場合、プロセスに含まれる設定によって既存の設定が上書きされます。たとえば、ターゲットマシンにレンディション 1 とレンディション 2 があり、プロセスにレンディション A とレンディション B があるとします。

    • 上書きを行うとレンディション A とレンディション B がターゲット マシンに保持されます。

    • それ以外の場合は、レンディション 1 とレンディション 2 がターゲット マシンに保持されます。

  4. [インポート] をクリックします。

    選択したマップがインポートされます。

    エラーまたは警告が発生した場合、情報が表示されます。変数または変数タイプが競合する場合、または必要な Web サービスが利用できない場合には、エラーの詳細を表示できます。

    エラーが存在する場合、エラーを修正するまでマップをインポートできません。警告が発生した場合でも、マップはインポートできます。