ストアの .NET アセンブリ の使用

ストア内の .NET アセンブリには、別のアセンブリを参照しているものがあります。たとえば、KTADotNetAssembly.dll は、TotalAgility.Sdk.Dll と CommonUtilities.Dll を参照しています。参照対象のアセンブリは、TotalAgility で顧客アセットとして効率的に使用できるようにマージ可能です。マージしたアセンブリを作成するには、.NET ユーティリティの ILMerge を使用します。このユーティリティを使用してポスト ビルド イベントを以下のように追加することで、Visual Studio のプロジェクト設定を編集します。

"..\..\ILMerge.exe" "KTADotNetAssembly.dll" "CommonUtilities.dll" /out:"Merged\KTADotNetAssemblyM.dll" /keyfile:“ILMerge.snk” /wildcards /targetplatform:v4,"%ProgramFiles%\Reference Assemblies\Microsoft\Framework\.NETFramework\v4.5.1"

  • TotalAgility.SDK.DLL は実行時に TotalAgility により自動で取得されるので、出力アセンブリにマージする必要はありません。

  • マージ後の出力アセンブリ (この例では KTADotNetAssemblyM.dll) は、Merged フォルダ内に作成されます。

  • ILMerge を利用するには、Microsoft .NET Framework 4.5.1 が必要です。

.NET Framework 提供の sn ユーティリティを使用してキー ファイルを作成する。

  1. Visual Studio 用コマンド プロンプトを開きます。
  2. sn -k <name of the key file>.snk と入力します (例: sn -k kofax.snk)。
  3. Visual Studio を開いてソリューションを開きます。
  4. プロジェクトを選択します。
  5. 選択したプロジェクトを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
  6. 署名 をクリックします。
  7. アセンブリに署名する を選択します。
  8. [厳密な名前のキー ファイルを選択してください] リストで、新しく作成されたファイル名を選択します。

    ストアの .NET アセンブリには、ストアでの更新のたびに厳密な名前と異なるアセンブリ バージョンを設定する必要があります。

  9. [保存] をクリックします。

アセンブリのバージョンの自動インクリメント

  1. Visual Studio を開いてソリューションを開きます。
  2. プロジェクトを選択します。
  3. 選択したプロジェクトを右クリックして、プロパティ > アプリケーション > アセンブリ情報 の順にクリックします。
  4. アセンブリ バージョン フィールドにバージョンを入力します。バージョンの自動インクリメントを開始する場合は 1.0.0.* のように入力します。

    または、assemblyinfo.cs ファイルでバージョンを設定します。

  5. OK をクリックします。