部分完了

部分完了プロパティを使用して、たとえば、分類または抽出が発生したときに、プロセスの次のアクティビティに個々のドキュメントを送信します。

グループ内のすべてのドキュメントの現在のアクティビティを完了しなくても、次のアクティビティに移動できます。

部分完了は、自動キャプチャ ノード (複合、抽出、分類、PDF 生成) のみでサポートされています。手動キャプチャ ノード (スキャン、検証、確認、およびドキュメント レビュー) や他のノードでは部分完了はサポートされません。

各部分完了ステップを次のいずれかのアクションに関連付けます。

  • 新しいジョブの作成

  • 新しいケースの作成

  • ケースのジョブを作成

PDF 生成ノードでは、フォルダ タイプの入力変数は PDF 生成ノード構成の入力フォルダである必要があります。ドキュメント タイプの出力変数の場合、部分完了に使用されるプロセス マップの入力パラメータを使用してドキュメント変数をマップする必要があります。したがって、部分完了に使用するプロセスには、ドキュメント タイプの初期値変数が必要です。フォルダ タイプは部分完了ではサポートされていません。使用すると、ランタイム時にエラーが発生します。

  1. 自動キャプチャ アクティビティをマップに追加します。「アクティビティの追加」を参照してください。
  2. [入力ドキュメント/フォルダ] で、ドキュメントまたはフォルダを保持するドキュメント変数またはフォルダ変数を選択します。ドキュメント変数の作成およびフォルダ変数の作成を参照してください。
  3. [部分完了][有効] を選択します。
  4. 部分完了を処理するアクションを追加するには、次ののいずれかのジョブ タイプを選択して構成します。
    • [新しいジョブの作成]: [プロセス] フィールドでプロセスを選択します。

    • [新しいケースの作成]: さらに、[ケース参照] としてプロセス変数またはサーバー変数を選択します。

    • [ケースのジョブを作成]: さらに、[ケース参照] または [ケース ID] に基づいて、ケースに新しいジョブを作成するかどうかを指定します。次に、[ケース識別子] としてプロセス変数またはサーバー変数を選択します。

  5. [プロセス] リストで、目的のプロセスまたはケースを選択します。

    プロセス/ケース マップの変数のリストが表示されます。

  6. プロセス変数またはサーバー変数を [値] として選択して、メイン プロセス マップから新しいジョブ プロセス マップのパラメータに変数をマップします。

    • プロセス変数の変数タイプは、初期値パラメータの変数タイプと一致している必要があります。

    • 初期値パラメータはメイン マップから 2 番目のマップに渡すことができます (必要な場合) が、出力パラメータを 2 番目のマップからメイン マップに戻すことはできません。

  7. プロセスを[リリース]します。

    部分完了をサポートするキャプチャ アクティビティがあるプロセスでジョブを作成すると、アクションが実行され、このアクティビティが完全に完了するまでジョブが次のアクティビティに進みません。

    • ランタイム時に、すべての部分ステップに関連付けられたアクションが定義された順序で実行されます。
    • 部分完了を選択したノードに並列ノードを追加し、部分完了アクションの結果として作成されたすべての子ジョブが完了するまで、プロセス実行を強制するための事前条件を追加できます。各子ジョブは親に対してイベントを発生させることができるため、カウントが増加します。このような最後のジョブが完了すると、親の事前条件が満たされ、ジョブは次のアクティビティに進みます。

    システムは、部分完了ごとに履歴と監査エントリを記録します。ランタイム時に、部分完了アクションが発生した回数を表示できます。