複合変数とダイナミック複合変数の作成

製品の詳細リストのような表形式または配列ベースのデータ値を保持するには、複合変数を使用します。

2 種類の複合変数を使用できます。

複合変数の作成

固定複合変数は、潜在的に異なるデータ型の変数からなる配列 (グループ) です。固定複合変数には、ジョブ全体にわたる、自身のセルとプロセス変数とのマッピングが保持されます。マップされた変数値がジョブ内で更新されるたびに、固定複合変数セルに更新内容が反映されます。

固定複合変数を作成できるのは、プロセスに対してのみです。サーバー変数として作成することはできません。

  1. [新しい変数] ボックスで、変数に対する一意の [名前] を入力します。
    デフォルトでは、変数の名前は変数の ID になります。ただし、必要に応じて ID を変更できます。
  2. [タイプ] リストで、[複合] を選択します。(デフォルト: 文字列)
  3. デフォルトでは、「Column1」が追加されます。さらに列を追加するには、次の手順を実行します。
    1. [列] をクリックします。

      デフォルトでは、列の [名前] が「Column2」と表示されます。列の名前は編集できません。

    2. [タイプ] リストで、列を選択します。
    3. [追加] をクリックします。
    4. 必要に応じて列を追加します。

      列を変更および削除できます。最後に追加された列のみを削除できます。

  4. 変数の内容を構成するには、[コンテンツの構成] クリックします。

    選択した内容に応じて、[複合変数コンテンツの構成] ページまたは [ダイナミック複合変数コンテンツの構成] ページが表示されます。デフォルトでは、各列に単一の行が追加されます。

  5. 複合変数/ダイナミック複合変数の行数を構成するには (最初に動的に更新される場合)、[行数] を入力または選択し (デフォルト: 1)、[適用] をクリックします。
    選択した行数が各列に表示されます。たとえば、2 つの列を追加し、行数として「6」に選択した場合、Column1 と Column2 に 6 行が追加されます。
  6. 行数の値を増は減できます。たとえば、2 列 6 行の場合、行数を 3 減らして [適用] をクリックすると、3 行が削除されますが、同じ数の列 (2) が保持されます。
    最後に追加された行のみを削除できます。
  7. 各列に対して、次の手順を実行します。
    1. [ブール] などの[タイプ] を選択します。
    2. (マッピング プロセスまたはサーバー変数を使用して) 動的な値を指定するか、列内の各セルに静的な値を入力します。
    変数の構成時に、列のタイプを更新することができます。タイプを変更するとその列内のすべてのセル値が破棄されるため、タイプに応じて値を指定できます。
  8. [OK] をクリックします。
    固定複合変数では、ジョブ全体を通して変数マッピングが保持されます。マップされた変数値がジョブ内で更新されるたびに、固定複合変数セルに更新内容が反映されます。
  9. [保存] をクリックします。

ダイナミック複合変数の作成

ダイナミック複合変数には、ジョブで更新されるまで、プロセス変数へのセル マッピングが保持されます。これらのマッピングはジョブに対して保存されます。配列のサイズと値は、ジョブの進行に伴い変化する可能性があります。

設計時には、1000 X 1、500 X 2、5 X 200 など、最大 1000 個のセルを使用する複合変数を作成できます。ただし、実行時はセル数に上限が適用されません。

また、ダイナミック複合変数は、サーバー変数として作成することもできます。どちらのタイプも、同じ方法で作成されます。ただし、複合サーバー変数を設定した場合は、プロセス初期化オプションを使用できません。

変数メンバーは、動的または静的のいずれかになります。静的な値とは、ユーザー入力は可能であるが、ユーザーによる変更はできない値のことです。

  1. [タイプ] リストで、[ダイナミック複合] を選択します。(デフォルト: 文字列)
  2. デフォルトでは、「Column1」が追加されます。さらに列を追加するには、次の手順を実行します。
    1. [列] をクリックします。

      デフォルトでは、列の [名前] が「Column2」と表示されます。列の名前は編集できません。

    2. 列の [タイプ] を選択します。
    3. [追加] をクリックします。
    4. 必要に応じて列を追加します。

      列を変更および削除できます。最後に追加された列のみを削除できます。

  3. 変数の内容を構成するには、[コンテンツの構成] クリックします。

    選択した内容に応じて、[複合変数コンテンツの構成] ページまたは [ダイナミック複合変数コンテンツの構成] ページが表示されます。デフォルトでは、各列に単一の行が追加されます。

  4. 複合変数/ダイナミック複合変数の行数を構成するには (最初に動的に更新される場合)、[行数] を入力または選択し (デフォルト: 1)、[適用] をクリックします。
    選択した行数が各列に表示されます。たとえば、2 つの列を追加し、行数として「6」に選択した場合、Column1 と Column2 に 6 行が追加されます。
  5. 行数の値を増は減できます。たとえば、2 列 6 行の場合、行数を 3 減らして [適用] をクリックすると、3 行が削除されますが、同じ数の列 (2) が保持されます。
    最後に追加された行のみを削除できます。
  6. 各列に対して、次の手順を実行します。
    1. [ブール] などの[タイプ] を選択します。
    2. (マッピング プロセスまたはサーバー変数を使用して) 動的な値を指定するか、列内の各セルに静的な値を入力します。
    変数の構成時に、列のタイプを更新することができます。タイプを変更するとその列内のすべてのセル値が破棄されるため、タイプに応じて値を指定できます。
  7. [OK] をクリックします。
    • ダイナミック複合変数の場合、行と列の数は動的です。設計時には設定されませんが、Web サービスやデータベース クエリなどの返される結果セットに基づきます。

    • ダイナミック複合変数セルの変数マッピングは、最初の作成のみに使用され、保持されません。固定複合変数では、ジョブ全体を通して変数マッピングが保持されます。マップされた変数値がジョブ内で更新されるたびに、固定複合変数セルに更新内容が反映されます。

  8. [保存] をクリックします。