プロセスへのシステム変数の追加

システム変数は、ユーザーへの情報の提供を行う、単純かつ編集不可能なプロセス変数です。提供される情報には、通常設計時にはわからないジョブ作成者、ジョブ ID などがあります。

各システム変数には、特定の TotalAgility タスクの値が保持されます。たとえば、SPP_RES_JOB_Creator にはジョブの作成者のユーザー ID が保持され、AWF_JOBID にはジョブの ID が保持されます。この情報は、ジョブの作成時にのみ収集されます。

  1. 変数を作成するプロセス マップを開きます。
  2. プロセス モデリング バーで、[変数] をクリックし、[新規] をクリックします。

    [新しい変数] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 変数の一意の [名前] を入力します。
    デフォルトでは、変数の名前は変数の ID になります。ただし、必要に応じて ID を変更できます。
  4. [タイプ] リストで、[システム] を選択します。(デフォルト: 文字列)
  5. [値] リストで、AWF_USABLE_RESOURCE などのシステム変数を選択します。
  6. [OK] をクリックします。
  7. [保存] をクリックします。

TotalAgility で利用可能なシステム変数

変数

説明

[AWF_JOBID]

現在のジョブのジョブ ID の値を保持します。

[AWF_RES_JOB_CREATOR]

ジョブ作成者のユーザー ID の値を保持します。

[AWF_RES_JOB_CREATOR_SUP]

ジョブ作成者のスーパーバイザーのユーザー ID の値を保持します。

[AWF_RES_PREVIOUS_ACT]

前のアクティビティのリソースのユーザー ID の値を保持します。

[AWF_USABLE_RESOURCE]

現在使用可能なリソースの値を保持します。

[JOB_SCORE]

プロセスのジョブ スコアの値を保持します。

[SKIN_ID]

スキン プロセス マップの ID の値を保持します。スキンを呼び出すテンプレートでジョブが作成されると、SKIN_ID 変数がスキン プロセスの ID を保持します。

[SPP_BUDGET]

設計時にユーザーが定義した予算の値を保持します。

[SPP_CASE_ID]

ケース ジョブ ID の値を保持します。ビジネス プロセス マップがどのケースにも関連付けられていない場合、このシステム変数はジョブ ID (AWF_JOBID) を保持します。

[SPP_CASE_REFERENCE]

ケース参照の作成時にユーザーが指定したケース参照値を保持します。

[SPP_EPC]

埋め込みプロセス数の値を保持します。

[SPP_ID]

親ジョブで使用される場合、これは親ジョブ ID に設定され、サブジョブで使用される場合、これはサブジョブ ID に設定されます。したがって、この変数は、ジョブまたはサブジョブに関係なく、ジョブ データの更新または取得に使用できます。

[SPP_JOB_CREATOR_EMAIL]

ジョブを作成したリソースの電子メールを保持します。

[SPP_JOB_CREATOR_SUP_EMAIL]

ジョブを作成したリソースのスーパーバイザーの電子メールを保持します。

[SPP_JOB_STATE]

ジョブの現在の状態の値を保持します。

[SPP_JOB_STATE_PERCENTAGE]

ジョブの状態の完了率の値を保持します。

[SPP_PREV_RES_EMAIL]

前のアクティビティを完了したリソースの電子メールを保持します。

[SPP_PREV_RES_SUP_EMAIL]

前のアクティビティを完了したスーパーバイザー リソースの電子メールを保持します。

[SPP_PROCESS_ID]

プロセスの ID (GUID) の値を保持します。

[SPP_PROCESS_NAME]

プロセスの名前の値を保持します。

[SPP_RES_JOB_OWNER]

ジョブの所有者のユーザー ID の値を保持します。