プロセスへのシステム変数の追加
システム変数は、ユーザーへの情報の提供を行う、単純かつ編集不可能なプロセス変数です。提供される情報には、通常設計時にはわからないジョブ作成者、ジョブ ID などがあります。
各システム変数には、特定の TotalAgility タスクの値が保持されます。たとえば、SPP_RES_JOB_Creator にはジョブの作成者のユーザー ID が保持され、AWF_JOBID にはジョブの ID が保持されます。この情報は、ジョブの作成時にのみ収集されます。
- 変数を作成するプロセス マップを開きます。
-
プロセス モデリング バーで、[変数] をクリックし、[新規] をクリックします。
[新しい変数] ダイアログ ボックスが表示されます。
-
変数の一意の [名前] を入力します。
デフォルトでは、変数の名前は変数の ID になります。ただし、必要に応じて ID を変更できます。
- [タイプ] リストで、[システム] を選択します。(デフォルト: 文字列)
- [値] リストで、AWF_USABLE_RESOURCE などのシステム変数を選択します。
- [OK] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
TotalAgility で利用可能なシステム変数
変数 |
説明 |
---|---|
[AWF_JOBID] |
現在のジョブのジョブ ID の値を保持します。 |
[AWF_RES_JOB_CREATOR] |
ジョブ作成者のユーザー ID の値を保持します。 |
[AWF_RES_JOB_CREATOR_SUP] |
ジョブ作成者のスーパーバイザーのユーザー ID の値を保持します。 |
[AWF_RES_PREVIOUS_ACT] |
前のアクティビティのリソースのユーザー ID の値を保持します。 |
[AWF_USABLE_RESOURCE] |
現在使用可能なリソースの値を保持します。 |
[JOB_SCORE] |
プロセスのジョブ スコアの値を保持します。 |
[SKIN_ID] |
スキン プロセス マップの ID の値を保持します。スキンを呼び出すテンプレートでジョブが作成されると、SKIN_ID 変数がスキン プロセスの ID を保持します。 |
[SPP_BUDGET] |
設計時にユーザーが定義した予算の値を保持します。 |
[SPP_CASE_ID] |
ケース ジョブ ID の値を保持します。ビジネス プロセス マップがどのケースにも関連付けられていない場合、このシステム変数はジョブ ID (AWF_JOBID) を保持します。 |
[SPP_CASE_REFERENCE] |
ケース参照の作成時にユーザーが指定したケース参照値を保持します。 |
[SPP_EPC] |
埋め込みプロセス数の値を保持します。 |
[SPP_ID] |
親ジョブで使用される場合、これは親ジョブ ID に設定され、サブジョブで使用される場合、これはサブジョブ ID に設定されます。したがって、この変数は、ジョブまたはサブジョブに関係なく、ジョブ データの更新または取得に使用できます。 |
[SPP_JOB_CREATOR_EMAIL] |
ジョブを作成したリソースの電子メールを保持します。 |
[SPP_JOB_CREATOR_SUP_EMAIL] |
ジョブを作成したリソースのスーパーバイザーの電子メールを保持します。 |
[SPP_JOB_STATE] |
ジョブの現在の状態の値を保持します。 |
[SPP_JOB_STATE_PERCENTAGE] |
ジョブの状態の完了率の値を保持します。 |
[SPP_PREV_RES_EMAIL] |
前のアクティビティを完了したリソースの電子メールを保持します。 |
[SPP_PREV_RES_SUP_EMAIL] |
前のアクティビティを完了したスーパーバイザー リソースの電子メールを保持します。 |
[SPP_PROCESS_ID] |
プロセスの ID (GUID) の値を保持します。 |
[SPP_PROCESS_NAME] |
プロセスの名前の値を保持します。 |
[SPP_RES_JOB_OWNER] |
ジョブの所有者のユーザー ID の値を保持します。 |