グループのキャプチャ

TotalAgility は、ドキュメント データをメモリで保存および処理することにより、応答時間を短縮して、パフォーマンスを向上させる同期分類および抽出機能を提供します。ユーザーは、分類および抽出後にこのデータをドキュメント リポジトリに保持することもできます。

TotalAgility は、リアルタイム変換をサポートし、次のようにパフォーマンスを最適化します。

  • 保留中のキャプチャ アクティビティをポーリングせず、同期処理にのみ使用される Transformation Server での構成モードのサポート。

  • Transformation Server による特定の変換プロジェクトのプリロードの許可。

  • フォルダおよびドキュメント構造の検証ルールのバイパス。

リアルタイム変換を使用するには、TotalAgility のインストール中にリアル タイム Transformation サービス モードを選択する必要があります。

TotalAgility Designer で、特定の変換プロジェクトをプリロードします。

グループのキャプチャの構成」を参照してください。

リアル タイム Transformation サービスは、次の 2 つの TotalAgility SDK API によってサポートされています。CreateJobSyncWithDocuments および CreateJobSyncWithDocument。これらの API の詳細については、SDK のドキュメントを参照してください。

TotalAgility の使用時にリアルタイム変換を実行するには、次のことを行う必要があります。

  1. 処理のための専用の WebApplication サーバー セットを個別にセットアップします。これらのサーバーはリアルタイム変換にのみ使用され、次の図に示すように既存の TotalAgility 展開データベースを指します。

  2. 専用の同期処理 TotalAgility WebApplication サーバーに要求をルーティングするには、別のロード バランサーをインストールします。

  3. リアルタイム変換の同期処理に使用されるそれぞれの TotalAgility アプリケーション サーバーに Transformation Server インスタンスをインストールします。

    CreateJobSyncWithDocuments に対するすべてのリクエストは、TotalAgility アプリケーション サーバー (localhost) に存在する Transformation Server を呼び出します。

  4. この項目は任意です。Transformation Server のデフォルトのポートを変更するには、次の手順を実行します。
    1. Transformation Server アプリの構成ファイルでサービスのポートを次のように構成します。

      <add baseAddress="net.tcp://localhost:9001/TransformationServerExternalService"/>

    2. TotalAgility Web サーバーの Web.config で次のように同じポートを指定します。

      <add key="TSExternalServicePortForSyncProcessing" value="9001"/>