リソース割り当て

リソースとロールをアクティビティに割り当てて、電子メール通知を構成します。

リソースを割り当てるには、手動で行うか、ルールを適用します。

固定リソースと動的リソース

リソースを設計時にアクティビティに割り当てるのか、それとも実行時に割り当てるのかに基づいて、リソースは固定または動的になります。

固定リソース

ジョブを実行できるグループ、個人、またはロールが事前にわかっている場合は、設計時にリソースを割り当てます。たとえば、従業員を雇用するには、HR を選択します。

プロセス マップから、そのプロセス マップ内で作成されたすべてのロールにアクセスできます。フラグメントの場合は、ケース レベルで定義されたすべてのロールも使用できます。アクティビティには、グループ、個人、変数などの他のタイプのリソースとともに、ロールを割り当てることができます。

動的リソース

アクティビティの実行時にリソースを決定するには、実行時にリソースを割り当てます。たとえば、複雑なジョブを完了するには、特定のスキル レベルを持つリソースを選択します。

手動割り当てと動的割り当て

リソースとロールをアクティビティに割り当てるには、手動で行うか、動的に行います。

リソースの手動割り当て

特定のアクティビティについて作業するリソースは、手動で定義します。リソースを手動で割り当てると、重要度の高いアクティビティにより効率的なリソースを割り当てて、作業のバランスを柔軟に高めることができます。

リソースを手動で割り当てることができるのは、手動アクティビティのみです。手動割り当てとルールを同時に使用することはできません。

手動割り当てを使用するようにアクティビティが設定されている場合、ステータスは [割り当ての待機中] と表示されます。ただし、アクティビティに事前条件が定義されている場合は、ステータスが [イベントの待機中] になり、必要なイベントが発生すると、ステータスは [割り当ての待機中] に変わります。

割り当て待機中のアクティビティにリソースが割り当てられると、このアクティビティのステータスは [保留中] に変わります。

リソースの動的割り当て

スキルと可用性に応じて、実行時にリソースを割り当てることができます。リソースを動的に割り当てる方法のメリットは、次のとおりです。

  • 設計時に固定リソースを使用する方法と異なり、ビジネス プロセスの柔軟性が高まります。固定リソースの割り当てが有効なのは、常に利用可能な特定の人物に各アクティビティが割り当てられている理想的な作業環境に限られます。
  • 実際の作業割り当てをモデル化するのに役立ちます。実際には、特定の時間に利用できる適切なユーザー (適切なスキルを持つユーザー) にのみジョブを割り当てることができます。

ダイナミック リソースを定義するには、次の手順を実行します。

プロセス用の文字列変数を定義し、この変数をリソースとしてアクティビティに割り当てます。システムは実行時に、XML 形式の ResourceID を含む値をこの変数に入力します。

.NET アクティビティを使用すると、メソッド呼び出しを行い、この文字列変数に入力できます。このアクティビティは通常、動的アクティビティの前に挿入されます。

TotalAgility には、動的変数として使用する API が用意されています。たとえば、DynamicResourceService はダイナミック リソース XML を作成するために使用されます。AddResource、AddGenericResource、DeleteResource、GetNumberOfResources、AddResourcesUsingServerIds など、いくつかのメソッドを DynamicResourceService 内で使用することができます。リソースのユーザー名を渡し、resourcesID を XML 形式で取得するには、特定のメソッドを使用します。

使用するメソッドは、プロセス マップ内の条件によって異なります。

ルールを適用するかどうか、または以前のリソースを使用するかどうかに関係なく、リソースを動的に割り当てることができます。

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