再実行モードとレビュー モード

再実行モードでは、パックがコントロールに渡されます。パックには、生成されたドキュメントと、ドキュメントの作成に使用されるデータのスナップショット (データ バックボーン) が含まれます。KCM コントロールは、再実行中に更新されたスナップショットからデータを出力するデータ バックボーン プロパティを使用します。必要に応じ、このデータをビジネス プロセスに戻してデータ バックボーンを更新できます。ただし、コントロールからのデータ出力には、ドキュメントが最初に作成されてから行われたプロセスのデータ バックボーンに対する更新は含まれません。したがって、データが失われたり、データが上書きされたりする可能性があります。

  1. KCM コントロールのプロパティ パネルで、[構成] タブをクリックします。
  2. [操作のモード] で、[再実行] を選択します。(デフォルト: 作成)
  3. [初期化] で、次のプロパティを構成します。
    1. [KCM インスタンス]: 使用する KCM インスタンス。
    2. [パック ID]: KCM (作成後) で作成され、TotalAgility に保存されるパック (zip ファイル) の ID を保持するグローバル変数、フォーム変数、またはフォーム コントロール。既存のパック ID を渡すこともできます。
    3. [トラッキング ID] (オプション): KCM ログのアクティビティを追跡するためのグローバル変数、フォーム変数、フォーム フィールド、またはインライン値 (JobID やケース参照など)。
      トラッキング ID に使用できるのは英数字のみです。
  4. [配布] で、配布を実行するようにコントロールを構成します。
    KCM のクラウド展開では配布はサポートされません。不適切なインスタンスが使用されると、エラーが表示されます。
    1. ドキュメントの配布を許可するには、[配布] を選択します (デフォルト: クリア)。

      パック内のすべてのドキュメントは KCM サーバーに送信され、KCM サーバーが配布を実行します。

    2. [配布メカニズム] リストで、ドキュメントを配布するメカニズムを選択します。
      • [アーカイブ]: KCM サーバーは、KCM サーバー内で構成されたアーカイブ ストレージにドキュメントを送信します。

      • [電子メール]: KCM サーバーは、電子メールを介してドキュメントを配布します。

      • [ポータル]: KCM サーバーは、受信者がオンラインで表示できるように、ドキュメントを Web ポータルに投稿します。

        URL を含む電子メールが、ドキュメントを表示するためにセキュア ポータルにログオンする必要があるユーザーに送信されます。

      • [印刷]: KCM サーバーは、ドキュメントを印刷するためにドキュメントをプリンタに送信します。

      TotalAgility は、KCM コントロールの SignDoc をサポートしていません。

    KCM はスクリプトを使用して配布を実行します。スクリプトはカスタム記述されており、プロジェクト間で共有されます。データをスクリプトに渡す唯一の方法は、メタデータの概念を使用することです。これはキーと値のペアのセットです。

  5. メタデータを構成するには、次の手順を実行します。
    1. をクリックします。
    2. [キー] の名前 (フリー テキスト) を入力します。
    3. [値] フィールドで、変数 (グローバル変数またはフォーム変数) またはフォーム コントロールを選択するか、 をクリックしてインライン値を入力します。
    4. [追加] をクリックします。キーと値のペアがテーブルに表示されます。
  6. フォームを保存またはリリースします。

レビュー モード

レビュー モードでは、コントロールが読み取り専用モードで表示され、生成されたドキュメントをレビューできます。

  1. KCM コントロールのプロパティ パネルで、[構成] タブをクリックします。
  2. [操作のモード] で、[レビュー] を選択します。(デフォルト: 作成)
  3. [初期化] で、次のプロパティを構成します。
    1. [KCM インスタンス]: 使用する KCM インスタンス。
    2. [パック ID]: KCM で作成され、TotalAgility に保存されたパック (zip ファイル) の ID を保持するグローバル変数、フォーム変数、またはフォーム コントロール。既存のパック ID を渡すこともできます。
    3. [トラッキング ID] (オプション): KCM ログのアクティビティを追跡するためのグローバル変数、フォーム変数、フォーム フィールド、またはインライン値 (JobID やケース参照など)。
      • トラッキング ID に使用できるのは英数字のみです。

      • レビュー モードでは配布はサポートされていません。

  4. フォームを保存またはリリースします。