時間とコスト

アクティビティの期限、サービス レベル契約、トリガー、およびコストを構成します。

期限

[優先度]

アクティビティの重要度では、1 が最も高い優先度、100 が最も低い優先度を示します。優先度を設定すると、優先度が最も高いアクティビティが最初に選択されます。アクティビティは、期限、優先度の順に処理されます。

[目標期間]

アクティビティを完了するのに必要な想定期間です。目標期間は、生産性を評価するのに役立ちます。

たとえば、アクティビティの想定期間が 5 分の場合、ユーザーはアクティビティの所要時間を 5 分以内に抑える必要があります。所要時間が 5 分ではなく 10 分のユーザーは、生産性が 50% と評価されます。次のオプションのいずれかを使用します。

  • [時間]: 固定目標期間を日、時間、分、秒で指定します。
  • [変数]: Short または Long 変数を使用して動的期間を指定します。必要な変数が使用できない場合は、[アクティビティ プロパティ] パネルから新しい変数を直接作成できます。「アクティビティ プロパティの構成中にプロセス変数を作成する」を参照してください。

[目標期限日]

アクティビティが完了すると想定される期限です。目標期限日は、目標期間、変数、または通過ポイントに基づいて計算できます。

  • [目標期間]: 期限は、アクティビティが利用可能になった時点からの目標期間として計算されます。リード タイムが使用されている場合は、「アクティビティの期限 = 目標期間 + リード タイム」となります。たとえば、アクティビティの目標期間が 4 時間、リード タイムが 2 時間に設定されている場合に、アクティビティが 12:00 に利用可能になると、アクティビティの期限は 18:00 になります (ビジネス カレンダーに応じて異なる)。ユーザーが 13:30 にアクティビティを実行し、17:30 までに完了した場合、アクティビティは期限超過になりません。ただし、ユーザーが 16:00 にアクティビティを実行し、20:00 に完了した場合、アクティビティは 2 時間の期限超過になります。
  • [変数]: アクティビティの期限は、期限に指定された値として計算されます。リード タイムを指定した場合、アクティビティの期限は「変数 +/- リード タイム」として計算されます。ビジネス カレンダーが有効になっている場合、期限は稼働日と稼働時間に基づいて計算されます。たとえば、1 稼働日は 24 時間ではなく 8 時間に相当します。

    必要な変数が使用できない場合は、[アクティビティ プロパティ] パネルから新しい変数を直接作成できます。

  • [通過ポイント]: 期限は、選択した通過ポイントに基づいて計算されます。リード タイムを指定した場合、アクティビティの期限は「通過ポイント +/- リード タイム」として計算されます。

[リード タイム]

ユーザーがアクティビティを実行できる期間です。たとえば、2 日に設定されている場合、ユーザーは 2 日間の期間内であればいつでもアクティビティを実行できます。

リード タイムは、負 ([前]) または正 ([後]) になります。

たとえば、商品配送完了通過ポイントの値が 2012 年 2 月 17 日 17:00 の場合、最終確認アクティビティの目標期間は x (可変)、リード タイムは -1 時間になります。つまり、商品配送完了通過ポイントに到達する 1 時間前に、最終確認アクティビティを完了する必要があります。

または

商品配送完了通過ポイントの値が 2012 年 2 月 17 日 17:00 の場合、商品受領アクティビティの目標期間は x (可変)、リード タイムは 1 日になります。つまり、商品配送完了通過ポイントに到達した 1 日後に、商品受領アクティビティを完了する必要があります。

目標期間を使用してアクティビティの期限を計算する場合、リード タイムに負の値を設定することはできません。
[サービス レベル契約]

サービス レベル契約」を参照してください。

コスト

[想定コスト]

完了時のアクティビティ全体の想定コストです。

[固定コスト]

長さ (期間) に関係しない、アクティビティのコストです。