.Net メソッド アクション
.Net メソッド アクションを使用すると、次のことを実行できます。
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新しいジョブ、ケース、ケースのジョブの作成、ジョブ プロパティの取得などのアクションを実行するための API を呼び出します。コードを記述することなく、.Net メソッドの複数のバージョンを呼び出すことができます。
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提供されたデータを使用して新しいデータを返すことにより、アクションを実行します。たとえば、CalculateCreditScore メソッドを使用して顧客のアカウントの詳細を渡し、顧客の信用スコアの評価を返します。
入力パラメータまたは出力パラメータに単純なクラスを使用して .Net アクションを追加すると、選択したクラス オブジェクト内のすべてのパブリック メンバー/プロパティが設計時に表示されます。
.Net メソッド アクションは次をサポートします。
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フォーム データの形式: String、Integer、Short、GUID などの単純なデータ型。たとえば、CalculateCreditScore メソッドは顧客の信用スコア (データ型は Short) を返します。これをテキスト ボックスにマップして信用スコアを設定できます。
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単純なクラスのメンバー/プロパティにマップするコントロール/フォーム変数 (フォーム変数アレイを除く):
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ラベル
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テキストボックス
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ドロップダウン (選択した値)
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チェック ボックス
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ハイパーリンク
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カレンダー
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ラジオ ボタン
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複雑なクラスのメンバー/プロパティにマップするコントロール/フォーム変数:
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フォーム変数アレイ
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テーブル
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ドロップダウン
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単純なクラスの場合、フィールドまたはメンバーを単純なクラス自体にマップしないでください。代わりに、各フィールドを各フォーム コントロールに個別にマップしてください。
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複雑なクラスの場合、サブメンバーを複雑な各クラスのプロパティに個別にマッピングしてください。
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フォーム モデリング バーで、[アクション] をクリックし、[新規] をクリックします。
[新しいアクション] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [タイプ] リストで、[.Net メソッド] を選択します。
- デフォルトの [名前] (DotNetMethod1) を意味のある名前に変更します。
- この項目は任意です。アクションの [説明] を入力します。
- この項目は任意です。このアクションで、言語ごとに異なる動作をサポートできるようにするには、[複数言語] を選択します。詳細については、複数言語の設定アクションを参照してください。
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[構成] をクリックします。
[.Net アクションの構成] ダイアログ ボックスが表示されます。
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[アセンブリ ファイルのパス] リストで、TotalAgility.Sdk.dll などの必要なローカルまたはストアの .Net アセンブリを選択します。
選択した .Net アセンブリに関連付けられている使用可能なクラスとメソッドが、[クラス] リストと [メソッド] リストに表示されます。また、それぞれに関連付けられたパラメータが表示されます。
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選択した .NET アセンブリが Global Assembly Center (GAC) からの署名済みアセンブリである場合、[フル ネームを使用してアセンブリをロードする] がデフォルトで選択されます。
[フル ネームを使用してアセンブリをロードする] オプションは、[アセンブリ ファイルのパス] のローカル アセンブリを選択した場合にのみ使用できます。
- [クラス] リストで目的のプロセスを選択します。
- [メソッド] リストで、入力パラメータまたは出力パラメータとしてクラスを受け入れるメソッドを選択します。
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各パラメータについて、動的または静的な値を使用して、フォーム コントロール、フォーム変数、またはグローバル変数をマップします。
パラメータ タイプに疑問符 (ブール値 ? など) が含まれている場合は、パラメータが null を許容することを示します。
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データセットを構成するには、次のいずれかを実行します。
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データセットのテーブル コントロールを選択します。
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データセット列をテーブル列にマップするには、
DataSet
の をクリックして [戻りパラメータ] を展開し、データセット列の名前を入力 (データセット列の名前はデータベース列の名前と同じであることが必要) してから、データセット オブジェクト値のテーブル列を使用します。データセットに列を追加するには、上記の手順を繰り返します。メソッドの入力パラメータに対するデータセット タイプはサポートされていません。テーブルにマップできるのは、データ セットの戻り型のみです。ランタイムに、テーブルにデータセットのデータが入力されます。
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- [OK] をクリックします。
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[保存] をクリックします。
新たに作成されたアクションがリストに追加されます。
- このアクションをトリガーするため、アクションにコントロールを関連付けます。フォーム コントロール イベント用のアクションの構成を参照してください。または、フォーム イベントに対してこのアクションを呼び出すには、アクションをフォームに関連付けます。フォームへのアクションの関連付けを参照してください。