フォームのデバッグ

キャプチャ フォーム (スキャン新規ジョブ作成、スキャン、ドキュメント レビュー、検証、確認) などのフォームをデバッグすることができます。

フォームのデバッグ」を参照してください。
[デバッグ] オプションは、ドキュメント フォームおよびフォルダ フォームでは使用できません。

フォームをデバッグするには、次の手順を実行します。

  1. デバッグ モードでのフォームの起動

  2. ブレークポイントの設定

  3. アクションの入力/出力の表示

デバッグ モードでのフォームの起動

デバッグ モードでフォームを起動すると、ランタイムの動作に従ってプライマリ フォームがロードされます。

  1. [ユーザー インターフェイス] > [フォーム] に移動します。

    フォームのリストが表示されます。

  2. デバッグするフォームのコンテキスト メニューで、[デバッグ] をクリックします。

    または、フォームの [アクション] バーで [デバッグ] をクリックします。

    フォームは、新しいブラウザ ウィンドウにデバッグ モードで表示されます。[フォーム初期化] ポップアップが表示されます。フォームのリストと、フォームに初期値変数として設定されたグローバル変数が表示されます。ドロップダウンが利用可能な場合には、選択可能な値すべてが表示されるのではなく、選択された値のみが表示されます。



  3. ボタン クリック イベントを使用した .Net アクションなど、任意のアクションにブレークポイントを追加できます。フォームのロード時にブレークポイントを追加するには、[フォームのロード完了イベント アクションを実行する前に一時停止する] を選択します。
  4. 初期化データの値を更新します。
  5. [OK] をクリックします。

ブレークポイントの設定

ブレークポイントは、プログラムに含まれる意図的な停止または一時停止で、デバッグの目的で使用されます。また、一時停止と呼ばれることもあります。たとえば、フォームのブレークポイントにイベントを設定できます。レンダリング前およびレンダリング後のフォーム イベントや、Begin 条件Else 条件End 条件のアクションにはブレークポイントを設定できません。

  1. [デバッグ] ウィンドウで、[ブレークポイント] をクリックします。

    [ブレークポイント] ダイアログ ボックスが表示されます。以下に示すように、対応するすべてのコントロール、イベント、およびアクションが関連付けられた、フォームのツリーが表示されます。

    • フォーム

      • イベント

        • 設定されたアクション 1

        • 設定されたアクション 2

    • コントロール 1

      • イベント

        • 設定されたアクション 1

        • 設定されたアクション 2

    • コントロール 2

      • イベント

      「レンダリング前」イベントおよび「レンダリング後」イベントで構成したアクションをデバッグすることはできません。フォーム ロード イベントのアクションのみをデバッグできます。

  2. ブレークポイントを追加します。

    選択したブレークポイントが [選択された項目] リストに追加されます。

  3. [完了] をクリックします。
  4. フォーム実行中にアクションをスキップするには、[スキップするアクション] をクリックします。

    [フォーム アクション] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. アクションを追加します。

    選択したアクションが、[選択された項目] リストに追加されます。

  6. [完了] をクリックします。

    アクションのステータスは、スタック トレースでスキップされるように更新されます。

    フォームを初めてロードしてデバッグしたときに、フォームのロード完了イベント アクションを実行する前に一時停止するをオンにした場合、最初のアクションはスキップされません。デバッグを再開してから、スキップするアクションを追加する必要があります。



    パネル 説明
    1

    フォーム

    現在のフォームのコントロールがこのパネルに表示されます。

    2

    [変数値] パネル

    フォーム変数、グローバル変数、およびフォーム コントロールを一覧表示します。

    このパネルで変数とコントロールを表示および更新できます。非表示状態のコントロールを表示することもできます。

    3

    [スタックトレース] パネル

    アクションを実行順に一覧表示します。

    4

    [ブレークポイント] パネル

    ブレークポイントを設定したイベントを一覧表示します。

  7. ブレークポイントを設定すると、フォームのロード時にイベントを呼び出すことができます。
    • フォームの「ロード時」イベントで任意のブレークポイントを呼び出すには、メイン ページをリフレッシュします。

    • コントロールでイベントを呼び出すには、フォーム自体を使用します。たとえば、ボタンをクリックするか、テーブル内の行を選択します。

    イベントが呼び出されると、[スタックトレース] パネルに次のアクションが表示されます。アクションのステータスは、最初のブレークポイントに到達するまで実行されると更新されます。実行を続行するか、アクションをステップ オーバーするかを選択できます。



    1

    [続行]

    次の有効なブレークポイントまで実行を継続します。

    2

    [ステップ オーバー]

    現在のアクションを実行し、次の順番のアクションで停止します。

    3

    [スキップ]

    デバッグ中に選択したアクションをスキップし、ステータスが [スキップ] に更新されます。以下の例を参照してください。

    4

    [クリア]

    [スタックトレース] パネルをクリアします。

    5

    [スタックトレース]

    実行するアクションのリストです。

    アクションのスキップ - 例

    1. アクションにブレークポイントを設定します (SamePage1)。

    2. [デバッグ] パネルで、[SamePage1] アクションが設定されているコントロール (button1) をクリックします。

      [SamePage1] アクションのステータスは、ブレークポイントが設定されていることを示す [一時停止] に更新されます。

    3. このアクションをスキップするには、[スタックトレース] パネルで [スキップ] をクリックします。

      ステータスが [一時停止] から [スキップ] (アクションが実行されていないことを示します) に更新され、該当する場合は次のアクションで一時停止します。



    デバッグ中の条件の使用

    デバッグ モードで条件を使用した場合に経由したパスを判別できます。フォームに Begin 条件とElse 条件を設定した場合は、これらの条件がスタックトレースに表示されるため、ロジックが実行された箇所を特定できます。

    Begin 条件内に Begin 条件を設定して、ロジックをネストできます。

    Begin 条件をクリックすると、true または false の結果を表示できます。たとえば、次のシナリオでは、BeginCondition1 の結果は false で、BeginCondition2 の結果は true です。


    フォームのデバッグ条件

アクションの入力/出力の表示

ブレークポイントに到達したときに、.Net アクションなどのサーバー側のアクションを展開し、コントロール、フォーム変数、およびグローバル変数の値を表示および更新して、実行を継続できます。

テーブル コントロールを展開すると、すべての行と列を表示できます。

リダイレクト アクションは、リダイレクトはしませんが、実行するとリダイレクト先を示すメッセージが表示されます。

たとえば、フォーム変数の値を更新する場合などに値を更新するには、次の手順を実行します。

  1. [フォーム変数] タブをクリックします。
  2. 変数を選択して [編集] をクリックします。
  3. 必要に応じて値を変更して [OK] をクリックします。
    同様の方法でグローバル変数とフォーム コントロールを更新できます。ただし、配列フォーム変数と高度なフォーム コントロールは更新できません。