データ バックボーン変数の作成

データ バックボーン変数は、選択した KCM (Kofax Communications Manager) サーバー内のプロジェクトに直接マッピングされ、そのプロジェクトに属するデータ バックボーンへのアクセスを許可して、プロジェクト内のデータを取得または設定します。

各 KCM プロジェクトは、1 つのデータ バックボーンで構成されています。データ バックボーンは、そのプロジェクト内でドキュメントを作成するために必要なすべてのデータを公開します。

データ バックボーンは XML 構造になっていて、その中に、単一フィールドとネストされたデータ/反復データを含むフィールド セットが格納されています。例:

[Company Details]
Company Name
Address
   Street
   Postcode
   Country
     Code
     Name
[Director Details]
<List of Directors>
      Director Name
      Director Address
            <List of prior addresses>

プロセス内で直接使用できるフィールドは 1 つのみです。さらに複雑な反復データを設定するには、カスタム コードが必要です。

変数を展開してフィールドを表示することができます。フィールドがマップされている場合は、そのフィールドの取得元のレベルも表示されます。たとえば、前述の例の国名を使用する場合、構文は次ようになります。<VariableName>.Address.Country.Name.

フィールド単位でデータ フィールドを設定することも (単一フィールドのみ)、サービス呼び出しを使用して構造全体を入力することもできます。たとえば、データベースからデータを取得して変数を入力したり、ビジネス ルールにフィールドの値を渡し、その結果を使用して別のフィールドを更新したりできます。

KCM 内でデータ バックボーンに新しいフィールドを追加することはできますが、既存のフィールドを削除することはできません。新しく追加されたフィールドを表示するには、KCM 結合でプロジェクトを更新する必要があります。

このタイプの変数を複数作成し、それぞれが同じプロジェクトを指すように、または異なるプロジェクトを指すように設定することができます。

  1. 変数を作成するプロセス マップを開きます。
  2. プロセス モデリング バーで、[変数] をクリックし、[新規] をクリックします。

    [新しい変数] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 変数の一意の [名前] を入力します。
    デフォルトでは、変数の名前は変数の ID になります。ただし、必要に応じて ID を変更できます。
  4. [タイプ] リストで、[データ バックボーン] をクリックします。(デフォルト: 文字列)
  5. この項目は任意です。プロセス初期化のために変数を使用するには、[初期化] を選択します。
  6. 事前構成済みの [KCM インスタンス] を選択します。

    選択したインスタンスに関連付けられている既存のすべての KCM プロジェクトが [KCM プロジェクト] リストに表示されます。

  7. [KCM プロジェクト] リストで、プロジェクトを選択します。
  8. [OK] をクリックします。
  9. [保存] をクリックします。