イメージ処理アクティビティ
インポートされたイメージと MFP からスキャンされたイメージを処理するには、自動実行されるイメージ処理アクティビティを使用します。
プロセスにイメージ処理アクティビティが含まれている場合は、ジョブを作成するために選択された方法 (MFP、Web スキャン、スキャン新規ジョブ作成、アップロード、インポート、モバイルなど) に関係なく、ジョブが作成されるすべてのドキュメントにこのアクティビティが適用されます。たとえば、10 のドキュメントをスキャンする場合、それらをアップロードする場合、またはジョブの作成時にこれらをインポートする場合に、ジョブのプロセスにイメージ処理アクティビティが含まれていれば、これらのすべての操作がこのアクティビティによって処理されます。
MFP からスキャンされたイメージを処理するには、イメージ処理アクティビティをマップに追加する必要があります。このアクティビティが、デバイス新規ジョブ作成フォームによって開始されるプロセス内の最初のアクティビティである場合は、このアクティビティの事前条件を [SCANNED[ >0 に設定する必要があります。
イメージ処理アクティビティは Transformation Server を使用してドキュメントとイメージを TIFF イメージに変換し、イメージ補正フィルタを適用します。次の形式を変換できます。
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OCR 投げ縄処理などのアクションで TIFF 表現を使用できるように、イメージ処理アクティビティを使用して PDF ドキュメントを処理することをお勧めします。詳細については、TotalAgility ベスト プラクティス ガイドの
PDF の取り扱い
セクションを参照してください。 -
イメージ ファイルを TIFF に変換するには、ドキュメント変換アクティビティを使用してから、プロセス マップで他のキャプチャ アクティビティを使用します。たとえば、PNG を TIFF に変換するには、ドキュメント変換アクティビティを使用して変換を行い、次にイメージ処理アクティビティを使用して、EVRS 設定またはイメージ補正設定を使用して TIFF を改善します。
イメージ処理アクティビティは、スキャン/VRS プロファイルの「用紙サイズ」、「解像度」、「カラー モード」などの EVRS 設定またはイメージ補正設定やパラメータを使用して標準化を行います。このアクティビティには 2 つのタスク (すべての形式のドキュメントを TIFF に変換するタスクと、すべての TIFF を標準化するタスク) が含まれているため、作成されたドキュメントは TIFF になり、目的のサイズ、解像度、色深度が設定されます。
詳細 EVRS 設定は、イメージ補正設定よりも優先されます。たとえば、[イメージ補正設定] セクションで [自動回転] を選択していても [自動回転] が有効ではない詳細 EVRS 設定文字列を追加した場合は、この文字列が存在することで EVRS はイメージ補正設定を無視するため、[自動回転] 設定は無効になります。
マルチページ ドキュメントおよび TIFF ファイルは、ページごとに個別のファイルに分割されます。
ドキュメント ファイル (Word、Excel、HTML、RTF、および TXT) は、MIME タイプに従って自動的に識別されます。MIME タイプが設定されていないか、認識できない場合、ファイルは不明な形式として処理されます。実行時にプロセスが失敗すると、ジョブが一時停止され、一時停止の理由を説明するメッセージを使用してジョブ メモが更新されます。
イメージ処理アクティビティは、実行時に TotalAgility Workspace の [ジョブ履歴] または [ジョブの表示] 内にレコードを作成します。必要に応じて、ソース ファイルのテキストは OCR データとして保存されます。マルチ ページのドキュメントはドキュメント オブジェクトとして保存され、イメージ ファイルはページ単位で保存されます。元のファイルは、ドキュメント ソースと共に保存されます。
Kofax\TotalAgility\Transformation Server
デフォルトのログ レベルは次のとおりです。<add name="TraceLevelSwitch" value="Warning"/>
イメージ処理の完全ロギングを有効にするには、「Warning」を「All」に置き換えます。これはトラブルシューティングに役立つ場合があります。
こちらも参照してください。