ファイルのインポートへのプロセス パスワードと管理者パスワードの使用

TotalAgility でインポート ソースを構成する際に、Message Connector の監視および構成インターフェイスのユーザー アクセス制御を有効にできます。

この例では、インポート ソースのファイル タイプを構成する際のプロセス パスワード フィールドと管理者パスワード フィールドの使用法を示します。

Message Connector の構成

ユーザー アクセス制御を有効にするには、Message Connector の構成で次の手順を実行します。

  1. [セキュリティ オプション] タブで、次のようにフィールドを構成します。



    1. [ユーザー]: アクセス制御を付与するユーザーを選択し、選択したユーザーにパスワードを提供します。

      • [[0] パスワード保護なし]: ユーザー アクセスに制限はありません。

      • [[1] admin]

      • [[2] admin と process]

      • [[3] admin、process、および view]

    2. [プロセス パスワード]: プロセス ユーザーのパスワード。このパスワードにより、Message Connector でのドキュメントのインポートおよび Message Connector Monitor でのパッシブ入力の表示を制御します。
    3. [管理者のパスワード]: 管理者ユーザーのパスワード。このパスワードにより、適切な認証がない場合の Message Connector のリモート設定を制限します。

    Message Connector の構成でパスワードの表示を設定した場合は、[Message Connector Monitor] ウィンドウを開く際に、このパスワードを入力するように求められます。

  2. [保存] をクリックします。

TotalAgility 構成

TotalAgility Designer で次の手順を実行します。



  1. [統合] > [インポート設定] に移動します。

    [インポート設定] ページが表示されます。

  2. インポート接続の [名前] を入力します。
  3. [新規] をクリックします。[新しいインポート接続] ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. この項目は任意です。インポート接続の [説明] を入力します。
  5. デフォルトでは、インポート接続は [アクティブ] です。
  6. 新しいインポート接続の [Message Connector の URL] を入力します。
  7. [プロセス パスワード] フィールドに、Message Connector の構成の [セキュリティ オプション] タブにある [プロセス パスワード] フィールドで指定したものと同じパスワードを入力します。

    TotalAgility で異なるパスワードを構成した場合、次のような問題が発生します。

    • Message Connector によって、ドキュメントがポーリングおよびインポートされない。

    • パッシブ入力が Message Connector Monitor に表示されない。



    Message Connector の構成でプロセス パスワードフィールドを構成していない場合は、TotalAgility でこのフィールドを空白のままにします。

  8. [管理者パスワード] フィールドに、Message Connector の構成の [セキュリティ オプション] タブにある [管理者のパスワード] フィールドで指定したものと同じパスワードを入力します。

    • TotalAgility で異なるパスワードを構成した場合、管理者ユーザーの資格情報を指定せずに Message Connector の構成をリモートで変更することはできません。

    • Message Connector の構成で [管理者のパスワード] フィールドを構成していない場合は、TotalAgility でこのフィールドを空白のままにします。

  9. [ファイル] にインポート ソースを追加します。
  10. [保存] をクリックします。

使用事例: リモート構成を制限する

TotalAgility ユーザーによる Message Connector の構成のリモートでの変更を制限するには、Message Connector の構成で次の手順を実行します。

  1. [セキュリティ オプション] タブで、[ユーザー] フィールドにある [[1] admin] を選択します。

  2. [管理者のパスワード] フィールドにパスワードを入力します。

これにより、不特定のユーザーによる Message Connector の構成のリモートでの変更が制限されます。Message Connector の管理者のパスワードにアクセスできるユーザーは、設定のみを変更できます。

使用事例: インポート接続を使用して不正なポーリングを制限する

プロセス パスワードを持たない不特定のユーザーによる任意の Message Connector を使用したメッセージのポーリングを制限できます。

Message Connector の構成で、次の操作を行います。

  1. [セキュリティ オプション] タブで、[ユーザー] フィールドにある [[2] admin と process] を選択します。

  2. [プロセス パスワード] を入力します。

  3. この項目は任意です。[管理者のパスワード] を入力します。

TotalAgility の [インポート接続]では、[プロセス パスワード] の値を指定しないようにしてください。

TotalAgility で指定を行うと、Message Connector でメッセージをポーリングするユーザーが制限されます。

Message Connector のプロセス パスワードへのアクセス権を持つユーザーは、パスワードを指定し、メッセージのポーリングを開始することのみが可能です。