詳細スペックル除去 ペイン

詳細スペックル除去の前処理を使用して、画像の BLOB を削除できます。この画像クリーンアップ メソッドには、次の設定があります。

[質量 (ピクセル)]

不要な BLOB の黒ピクセルの最小数と最大数の範囲を設定します。デフォルトでは、スキャンによって発生した一般的なノイズと浮遊マークを除去するように、最大数の値が 50 ピクセルに設定されています。この設定を使用して、実際の文字にとしては小さすぎる BLOB、または大きすぎる BLOB を除去します。大きな BLOB の場合、必要となるのは最小質量に対する結合したピクセルの適切な数値の推測だけです。

ピクセル数を推測するときは、ドキュメントの解像度を考慮する必要があります。たとえば、FAX で送信されたドキュメントについて考えてみましょう。最小値または最大値が 0 に設定されている場合、質量は無視されます。つまり、ピクセル値は BLOB の計算に影響しません。

[割合 (%)]

BLOB に対して、暗いピクセルの割合の最小値と最大値を設定します。結合した暗いピクセルの数を、BLOB 全体が含まれる最小の長方形内にあるピクセルの総数で割ります。この設定を使用して、実際の文字である可能性が低い BLOB を除去します。実際の文字の一般的な比率は約 40% で、これはフォントに応じて異なります。そのため、最大比率の値はこれより低くする必要があります。ただし、大きな BLOB を削除する場合は、最小比率として約 60% という割合を使用します。最小値または最大値のいずれかが 0 に設定されている場合、この値は BLOB の計算に影響しません。

[幅 (ピクセル)]

不要な BLOB の水平方向のピクセル数を指定して、最小および最大の幅の値を設定します。

[高さ (ピクセル)]

不要な BLOB の垂直方向のピクセル数を指定して、最小および最大の高さの値を設定します。

[区分 (ピクセル)]

最小区分の値を設定して、BLOB から画像内の他の暗いピクセルまでの最短距離を定義します。他のマークから離れている場合、通常は、質量の大きい BLOB を安全に除去できます。

[対角要素を含める]

斜めに隣接するピクセルを結合して 1 つの BLOB が形成されるようにする場合、この設定を選択します。オフにすると、太さ 1 ピクセルの対角線が個別の単一ピクセルのスペックルとして扱われます。(デフォルト:オフ)