評価ステップの構成

評価ステップには出力信頼度値を設定できます。これは、この評価ステップによって取得される候補の信頼度値が、定義した出力信頼度の値に応じて変化することを意味します。入力信頼度の値が低い場合でも結果を信頼する場合は、評価ステップの候補の出力信頼度値を大きくします。

たとえば、次の 3 つの評価ステップを定義したとします。

  • 最初の評価ステップでは、特定のアルゴリズムの結果を検出し、出力信頼度を 100% に設定します。

  • 2 番目の評価ステップでは、形式ロケータで同様に検出された汎用アルゴリズムの結果をチェックし、それらの候補の出力信頼度値を 80% に設定します。

  • 3 番目の評価ステップでは、請求書ヘッダ ロケータの結果をチェックしますが、マッピングされた抽出フィールドのフィールド ステータスが確実に無効となる値に出力信頼度値を設定します。

評価ステップを構成するには、以下の手順に従って、設定します。

  1. ロケータ プロパティ開きます
  2. [評価設定] タブをクリックします。
  3. 入力ロケータを選択してから、ロケータごとに次のいずれかの評価値を選択します。
    • このロケータの候補のうち、信頼度が指定した入力閾値以上となるものを使用します ([入力ロケータを使用] ボタン)

    • この評価ステップで、このロケータの候補を無視します ([入力ロケータを無視] ボタン)。

    • このロケータの候補のうち、信頼度が指定した入力閾値以上となるものを使用して、他のロケータと品質を比較します ([入力ロケータに等しい] ボタン)。

    選択した値によって、選択したサブフィールドの最終的な抽出結果で入力ロケータが使用されるタイミングが決まります。

  4. 可能な場合は、トレーニング方法 ([汎用アルゴリズム結果] ボタン[特定のアルゴリズム結果] ボタン、または [ルール ベース アルゴリズム結果] ボタン) を選択します。
  5. 可能な場合は、値を入力するか矢印キーを使用して値を選択し、ロケータの信頼度を設定します。
  6. 必要に応じて、[出力信頼度] を設定します。
  7. 必要に応じて評価ステップを追加し、上記の手順を繰り返します。
  8. テスト ドキュメントを開き、[テスト] をクリックして設定をテストします。
  9. 必要に応じて、[閉じる] をクリックして [ロケータ プロパティ] ウィンドウを閉じます。
  10. プロジェクトの変更を保存します。