行アイテム マッチング ロケータ

[行アイテム マッチング ロケータ] アイコン [行アイテム マッチング ロケータ] は、処理されたドキュメントとバックエンドのエンタープライズ リソース プランニング (ERP) システムからの情報を使用して、請求書または請求書関連ドキュメントの行アイテムを抽出して照合します。このアルゴリズムは、バックエンド システムからの情報を使用して、受信した請求書に基づく関連アイテムを検索します。

[行アイテム マッチング ロケータ] は、予期される列の順序が QuantityUnit Price、および Total となる標準的な請求書で機能するように設計されています。最初の 2 つの列が入れ替わった場合、[行アイテム マッチング ロケータ]Total を利用して行を照合する必要があります。列が予期した順序になっていない場合は、警告が表示されます。

統合システムでメソッドを組み合わせると、より選択的な情報抽出を行うことができます。他の検索と同様に、検索する内容が判明している場合は、より簡単に検索を行うことができます。

照合プロセスでは、[行アイテム マッチング ロケータ] により、複数の注文書を含む請求書に追加の行アイテムが配置されます。ロケータは、見つかった候補を使用して、各注文書に関する情報を外部 ERP システムに照会します。次に、[行アイテム マッチング ロケータ] は、処理済みの情報を使用して請求書内の一致を検索し、行アイテムを抽出します。ドキュメントで信頼度の高い注文書番号が見つからない場合は、ベンダー ID を使用して抽出結果を改善することもできます。

[行アイテム マッチング ロケータ] は次のことを行います。

  1. 注文書とベンダー データにデータベース テーブルを使用する

  2. 注文書番号とベンダー ID に入力ロケータを使用する

  3. 未処理の注文書に基づいて、請求書の行アイテムを検索する

  4. 請求書と注文書の行アイテムを照合する

  5. 有効にした場合、実行時にオンライン ラーニング用のトレーニング データを自動的に生成して使用する

[行アイテム マッチング ロケータ][テーブル ロケータ] の入力ロケータとして使用すると、その他の列を検出することができます。このように、[行アイテム マッチング ロケータ] の抽出結果を利用して、テーブル ロケータの機能を活用することができます。こうした結果は、抽出オンライン ラーニングにも使用できます。

[行アイテム マッチング ロケータ] を使用する前に、未処理の注文書に関する完全な情報を含むデータベースを設定します。ロケータは受信した請求書と未処理の注文書との照合を試みるため、注文書データは完全かつ正確で最新のものである必要があります。また、データベースには、ERP バックエンド システムによって入力される列と同様の列が必要です。完了した注文書の削除など、データベースの更新を継続的に行う必要があります。プロジェクトでベンダー ID を使用する場合は、対応するデータベースも同様に構成する必要があります。

行アイテム マッチング ロケータのプロパティ ウィンドウ には次のタブがあります。