ロケータ アンカー ゾーンの認識

ロケータをアンカーの入力として使用すると、フォーム上のフィールドを他の抽出フィールドの参照ポイントとして使用できます。

プロジェクトを構成する場合、参照ロケータは、プロジェクト ツリー構造内の、アンカー付きのアドバンスト ゾーン ロケータの上に配置する必要があります。これは、ロケータ メソッドの順序によって抽出の順序が決まり、関連するアンカーを見つけるには、参照ロケータの結果が必要になるためです。

ドキュメントによっては、適切な構造的アンカー、グラフィカル アンカー、またはテキスト アンカーがない場合があります。ただし、ドキュメントごとに異なっていても、必ず存在する情報があります。ロケータ アンカーを使用すると、このフィールドをアンカーとして使用して、ドキュメントの認識率を上げることができます。

入力ロケータ メソッド タイプは、参照画像上の単一の候補を返すロケータである必要があります。つまり、テーブル ロケータ、行アイテム マッチング ロケータ、アドバンスト ゾーン ロケータ、グループ ロケータなど、複数のサブフィールドを返すロケータは、アンカー入力としてサポートされません。

形式ロケータ、バーコード ロケータ、スクリプト ロケータなど、単一のデータを返す任意のロケータを使用できます。

たとえば、フォームの顧客データの先頭にバーコードがあるドキュメントのグループがあるとします。バーコードの上のデータは抽出の対象ではないため、抽出する関連情報のアンカー ポイントとしてバーコードを使用できます。バーコード ロケータを設定し、それをロケータ アンカーの入力として使用します。

同様に、ドキュメントには必ず 10 桁の顧客識別番号が含まれていて、ドキュメントごとに異なっているとします。顧客番号の形式は決して変更されず、その場所は一貫しています。この場合は、形式ロケータを使用してこの顧客番号を検索し、形式ロケータをロケータ アンカーの入力として使用できます。そうすることで、ドキュメントの全体的な認識と抽出結果を改善できます。