ゾーンの画像クリーンアップの追加

ゾーンの認識は各ゾーンの範囲内で実行されるため、ゾーンごとに一意の画像クリーンアップを構成することができます。1 つのゾーンに複数の要件がある場合は、ゾーンごとに複数のクリーンアップ プロファイルを設定できます。ゾーンのローカル画像クリーンアップ プロファイルを作成するか、事前構成されたグローバル画像クリーンアップ プロファイルを使用できます。

たとえば、1 つのゾーンに手書きのテキストが記入された一連のボックスが含まれている場合は、[ラインを削除] 画像クリーンアップ メソッドを使用して横線や縦線を削除できます。別のゾーンに手書きのテキストや、ゾーン内の必要なテキストと重なるスタンプが含まれている場合は、[詳細スペックル除去] 画像クリーンアップ メソッドを使用して不要なテキストを削除できます。

画像クリーンアップ プロファイルをゾーンに適用するには、以下の手順に従って、設定します。

  1. ロケータ プロパティ開きます
  2. 参照ドキュメント開きます

    [ドキュメント ビューア] (ゾーン モード) ウィンドウが表示されます。

  3. ツールバーで、[選択モード] [選択モード] アイコン をクリックします。
  4. クリーンアップするゾーンをダブルクリックします。

    [ゾーン プロパティ] ウィンドウが表示されます。

  5. [画像クリーンアップ] タブをクリックします。
  6. 背景情報に基づいてゾーンをクリーンアップする場合は、[画像クリーンアップ] グループから [有効化] を選択します。

    背景情報に基づいて画像クリーンアップを使用するには、最初に背景の削除を設定する必要があります。

  7. 必要に応じて、[画像クリーンアップ] グループの [有効化] 設定の横にある [テスト] をクリックして、背景の削除がドキュメントのクリーンアップに役立つことを確認します。

    この最初の [テスト] ボタンは、背景の削除データが利用可能な場合にのみ使用できます。

  8. [ロケータ プロパティ] ウィンドウで [テスト] をクリックして、背景の削除により抽出結果が向上するかどうかを確認します。

    背景の削除が十分であれば、ここで作業を終えます。結果が十分でない場合は、次の手順に進み、さらに画像クリーンアップ プロファイルを追加します。

  9. 既存のグローバル画像クリーンアップ プロファイルを追加するには、リストからプロファイルを選択します。

    グローバル画像クリーンアップ プロファイルがない場合は、次のいずれかを実行します。

  10. 必要に応じて、[画像クリーンアップ] タブの下部にある [テスト] をクリックして、画像クリーンアップ プロファイルの結果を表示します。

    [プロパティ] ウィンドウ上部の画像スニペットに、画像クリーンアップ プロファイルの結果が示されます。[テスト] を再度クリックすると、元の画像が表示されます。

  11. [ロケータ プロパティ] ウィンドウで [テスト] をクリックして、画像クリーンアップにより抽出結果が改善されるかどうかを確認します。

    必要に応じてさらにクリーンアップ メソッドを追加し、理想的な結果が得られるまでテストを続けます。

  12. [閉じる] をクリックして [ロケータ プロパティ] ウィンドウを閉じます。
  13. プロジェクトの変更を保存します。