注文書検索の無効化

注文書検索を無効にすべき条件を把握しておくと、[行アイテム マッチング ロケータ] の抽出結果の改善に役立ちます。

[注文書番号ロケータ] によって必要な結果がすべて返される構成において注文書検索を使用すると、プロジェクトの全体的なパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。これは、[注文書検索の実行] が有効な場合に、[注文書番号ロケータ][ベンダー ID ロケータ]、および注文書検索で返された注文書番号がすべて処理されるためです。こうした場合、評価を行う注文書番号の数を最小限に抑えることで、ドキュメントの処理にかかる時間を短縮できます。

[使用された注文書の最大数] 設定の値を設定すると、使用される注文書番号の合計数を制限できます。[注文書検索の実行] を使用して注文書数を制限した場合でも、より良い結果が得られないことがあります。これは、評価される注文書の合計数を減らしてドキュメントの処理にかかる時間を短縮しようとしているに過ぎません。最良の結果を得るには、[注文書番号ロケータ] の検索結果を改善することで、注文書検索が不要になるようにします。[注文書番号ロケータ] を入念にテストし、入力として使用する前に、抽出ベンチマークをそのロケータに対して実行します。これは、十分な結果が得られており、注文書検索を無効にできるかどうかを判断するために役立ちます。

[使用された注文書の最大数] の値を 0 に設定すると、[注文書番号ロケータ][ベンダー ID ロケータ]、および注文書検索で検出されたすべての注文書が使用されます。最良の結果を得るには、[注文書検索の実行] 設定が無効になっている場合にのみ、0 という値を使用します。別の値をいくつか試し、正しい結果が得られたパフォーマンスと許容できる処理パフォーマンスとの適切なバランスを設定してください。抽出ベンチマークを使用して、さまざまな値をテストおよび比較します。

注文書検索を無効することがにできます以下の手順に従って、設定します。

  1. ロケータ プロパティ開きます
  2. [設定] タブをクリックします。
  3. [注文書番号ロケータ] が適切な結果を返すことを確認します。

    このロケータを入力として使用する前に、ロケータを入念にテストして結果を確認するようにします。

  4. [注文書] グループで、[注文書検索の実行] のチェックボックスをオフにします。
  5. ロケータをテストして抽出ベンチマークを実行し、この設定を無効にした場合に結果が向上することを確認します。
  6. 必要に応じて、[閉じる] をクリックして [ロケータ プロパティ] ウィンドウを閉じます。
  7. プロジェクトの変更を保存します。