フィールドの信頼度
各フィールドに対して、ロケータで承認された結果を管理するための最小信頼度の値を定義できます。
ロケータは通常、ロケータの定義に一致する複数のアイテムを返します。これらは候補と呼ばれます。それぞれの候補は評価され、ロケータによって信頼度値が割り当てられます。最小の閾値を満たさない場合、候補は無視されます。次に、ロケータは残りの候補の中から最善のものを選択し、その値をフィールドに保管します。
閾値を定義して、フィールドが有効かどうかを判断するようにすることもできます。信頼度値が最小信頼度の閾値よりも低い場合、または次善の候補までの距離が最短距離より短い場合、フィールドは無効な状態になります。
たとえば、デフォルトの閾値を使用した場合に、最善の結果の信頼度値が 81% で、次善の候補の信頼度値が 75% であるとします。最小の信頼度値を満たしてはいますが、最善の結果の信頼度は高くありません。最短距離は 10% に設定されているため、最善の結果が信頼できるものとして承認されるには、次善の候補の信頼度値が 71% 未満である必要があります。
最善の結果と次善の結果の値が同じ場合、次善の候補までの最短距離は無視されます。これにより、正しい値が返された場合にドキュメントが無効と見なされることがなくなります。