フィールドの継承

クラスは階層構造にすることができます。フィールドおよびフィールドプロパティは、親クラスから子クラスに継承されます。

親クラスから継承されたフィールドは、名前を変更できないことを示すグレー表示になります。継承されたものではないフィールドの名前のみを変更できます。

フィールドが継承されたものである場合、そのフィールドに対してローカルで行った変更によって、フィールドの他の場所が自動的に更新されることはありません。これは、継承されたフィールドへの変更の反映が不要な場合もあるためです。変更が必要な場合は、フィールドのショートカットメニューを使用してすべての継承フィールドを選択し、継承されたフィールドを一括で変更することができます。

継承されたロケータを子クラスでローカルに上書きする場合は、ローカルロケータが親クラスのロケータと同じサブフィールドを持つことを確認してください。サブフィールドが異なる場合、フィールドへの継承された割り当てが解決されない場合があります。これにより、抽出エラーが発生する可能性があります。

たとえば、2 つのサブフィールド S_A および S_B を作成する親クラスで定義された [アドバンストゾーンロケータ] があるとします。2 つのサブフィールドは、それぞれフィールド F_A および F_B に割り当てられます。親クラスは、「FormatLoc」という形式ロケータでローカルに上書きされるロケータを含む子クラスを持ちます。この形式ロケータはフィールド F_B に割り当てられます。子クラスとして分類されているドキュメントを抽出すると、フィールド F_A が S_B へのロケータ割り当てを継承するため、エラーが表示されます。しかし、ローカルでは、形式ロケータによるこのサブフィールドへの入力は行われません。