評価ステップ
各サブフィールドの候補は、定義された評価ステップを実行することで決定されます。評価ステップは、定義済みの順序に従って処理されます。評価ステップによりサブフィールドの候補が 1 つ以上返された場合、それ以降の評価ステップはスキップされます。検出結果はサブフィールドの候補として処理され、信頼度の値で並び替えられます。
サブフィールドの評価ステップを必要な数だけ定義します。左側のリストからサブフィールド タブを選択すると、空の評価ステップが表示されます。入力ロケータ リストから入力ロケータを選択すると、評価ステップに対応する設定を構成できます。
評価ステップを有効または無効にするには、評価ステップの左側にある [使用] チェックボックスのオンとオフを切り替えます。必要に応じてステップを追加または削除します。
形式ロケータなどの標準ロケータ用の代替ロケータは、ルール ベースのアルゴリズムを適用して処理されます。また、金額グループ ロケータや注文グループ ロケータなどのトレーニング可能なロケータは、汎用アルゴリズムや特定アルゴリズムからの結果を提供します。
トレーニング可能なロケータ プロパティの [詳細設定] タブを使用して、ロケータ結果の取得に使用するトレーニング タイプおよびアルゴリズムを設定します。
複数の抽出アルゴリズムを持つ入力ロケータの場合、追加のボタンを使用して、特定 ()、汎用 ()、ルール ベース () の各アルゴリズムを選択することができます。
評価ステップの評価メソッドを定義するには、対応する入力ロケータの [評価メソッド] ボタンをクリックします。デフォルトでは、入力ロケータのボタンは選択されていません ()。つまり、この評価ステップでは入力ロケータの選択肢は考慮されません。信頼度の値が入力閾値以上 () となる特定の入力ロケータの候補をすべて返す評価ステップを定義するには、この入力ロケータのボタンをクリックします。信頼度の値が指定した入力閾値以上 () となる複数のロケータのうち、同等の候補をすべて返すものについて結果を比較する評価ステップを定義するには、各入力ロケータのボタンをクリックします。入力ロケータの選択をクリアするには、[評価メソッド] ボタンを再度クリックします。
評価ステップで複数の入力ロケータを選択した場合は、選択したすべての入力ロケータの候補が比較されます。すべての入力ロケータで検出された候補のみが考慮されます。すべての入力ロケータで候補の検出場所が同じになった場合は、最高の信頼度値が与えられます。
同じ位置にある比較候補の中で入力信頼度が最も高い値が、出力信頼度として使用されます。選択したすべての入力ロケータで同じ位置にテキストが見つからなかった場合、出力信頼度は低くなります。たとえば、3 つの入力ロケータを選択し、2 つの入力ロケータの候補テキストのみが同じ位置で見つかった場合、出力信頼度の値は元の最大値の 2/3 になります。2 つの入力ロケータを選択し、1 つの入力ロケータの候補テキストのみが同じ位置で見つかった場合、出力信頼度の値は半分になります。これにより、ほとんどの入力ロケータで同じ場所に検出された候補に最高の信頼度値が与えられるようになります。出力信頼度を調整するには、出力信頼度の値を目的の値に設定します。位置情報のない候補は、位置データを持つ候補がない場合のみ使用されます。