[FormXtra ゾーン プロファイルの設定] ウィンドウ - [一般] タブ

選択した [フィールド タイプ] または [言語] に応じて、さまざまな動的設定を使用できます。以下に、このタブで使用できるすべての設定について説明します。

[フィールド タイプ]

次の値の中からフィールド タイプを選択します。

• [英数字] (デフォルト:選択済み)

  ゾーン内のテキストに英字と数字の組み合わせが含まれている場合は、この値を選択します。このゾーンでは、英字および数字フィールド タイプの文字の組み合わせがサポートされます。

  このフィールド タイプは、[英語]、[フランス語]、および [ロシア語] で使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書]、[テンプレート]、および [特殊文字] が含まれます。

• [英字]

  ゾーン内のテキストに大文字、小文字、または大文字と小文字が混在する文字が含まれている場合は、この値を選択します。

  このフィールド タイプは、[英語]、[フランス語]、[ロシア語]、[ポルトガル語 (ブラジル)] 、および[スペイン語 (ラテン アメリカ)] で使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書]、[テンプレート]、および [特殊文字] が含まれます。

• [数値]

  ゾーン内のテキストに 0 ～ 9 の数字が含まれている場合は、この値を選択します。

  このフィールド タイプの値は、すべての言語で使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書]、[テンプレート]、および [特殊文字] が含まれます。

• [年齢]

  ゾーン内のテキストが年齢である場合は、この値を選択します。この値には、37 などの数値、または「12 years old」などの英数字のいずれかを指定できます。

  このフィールド タイプは、言語が [英語] の場合のみ使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書] の設定のみが含まれます。

  以下の略語がサポートされています。

  • Day、Days、Dys

  • Mo、Month、Months、Mos、Mths、Mth、Month Old、Months Old、Mos Old、Mths Old

  • Week、Weeks、Wk、Wks

  • Year、Years、Years Old、Yr、Yrs、Yrs Old

• [金額]

  ゾーン内のテキストが金額値であり、スペース、カンマ (,)、ダッシュ (-)、ピリオド (.)、およびドル記号 ($) などのいくつかの特殊文字が含まれる可能性がある場合は、この値を選択します。抽出された値に通貨文字は含まれません。

  このフィールド タイプは、言語が [英語] の場合のみ使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書] の設定のみが含まれます。つまり、予期される値のリストが含まれているユーザー辞書を追加することにより、このフィールド タイプの認識結果を改善できます。

  他の通貨で表した金額が正常に認識されない場合は、[数値] フィールド タイプを使用してください。

• [クレジット カード番号]

  ゾーン内のテキストがクレジット カード番号の場合は、この値を選択します。このフィールド タイプは、デビット カード、プリペイド カード、キャッシュ カードなどの他の同様のカードをサポートしていません。

  このフィールド タイプの値は、すべての言語で使用できます。

  名前や有効期限など、クレジット カードに関連付けられているその他のデータを抽出するには、独自のゾーンが必要です。

• [日付]

  ゾーン内のテキストが日付である場合は、この値を選択します。

  このフィールド タイプの値は、すべての言語で使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書]、[日付形式]、および [有効な日付] が含まれます。これらの追加設定により、予期される日付形式を選択し、開始日と終了日を指定することができます。

• [名]

  ゾーン内のテキストが名である場合は、この値を選択します。名にミドルネームのイニシャルを含めることもできます。

  このフィールド タイプは、[英語] と [ロシア語] で使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書] の設定のみが含まれるため、一般的な名の辞書を使用して認識結果を改善することができます。

• [姓名]

  ゾーン内のテキストが名前、ミドルネームのイニシャル、および姓の組み合わせとして単一フィールドに格納されている場合は、この値を選択します。名前のさまざまな構成要素を個々のゾーンで確実に区切るのが難しい場合は、この値を選択します。

  このフィールド タイプは、[英語] と [ロシア語] で使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書] の設定が含まれるため、一般的なフル ネームの辞書を使用して認識結果を改善することができます。さらに、[名前の形式] を使用して、抽出結果をさらに絞り込むこともできます。

• [姓]

  ゾーン内のテキストが姓である場合は、この値を選択します。

  このフィールド タイプは、[英語] と [ロシア語] で使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書] の設定のみが含まれるため、一般的な姓の辞書を使用して認識結果を改善することができます。

• [ミドルネーム]

  ゾーン内のテキストがミドルネームまたはイニシャルである場合は、この値を選択します。

  このフィールド タイプは、[英語] と [ロシア語] で使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書] の設定のみが含まれるため、一般的なミドル ネームの辞書を使用して認識結果を改善することができます。

• [電話番号]

  ゾーン内のテキストが電話番号である場合は、この値を選択します。

  このフィールド タイプは、[英語] の場合のみ使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書] の設定のみが含まれるため、予期される電話番号の辞書を使用して認識結果を改善することができます。さらに、[電話番号の形式] 設定を使用して、予期される電話番号の形式を指定できます。

• [社会保障番号]

  ゾーン内のテキストが社会保障番号である場合は、この値を選択します。0 ～ 9 の数字と、スペース、ピリオド (. )、ダッシュ (-)、およびスラッシュ (/) がサポートされています。

  このフィールド タイプは、[英語] と [フランス語] で使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書]、[チェックサムを使用]、および [国] の設定が含まれます。

• [長さ]

  ゾーン内のテキストが長さの測定値になっていて、アポストロフィ (') および引用符 (") 文字を使用してフィート、インチ、または両方で表されている場合は、この値を選択します。

  このフィールド タイプは、言語が [英語] の場合のみ使用できます。

  このフィールド タイプに対して表示される [フィールド タイプ固有の設定] には、[ユーザー辞書] の設定のみが含まれるため、一般的な長さのタイプまたは略語の辞書を使用して認識結果を改善することができます。

  たとえば、3 2、3-2、3'2"、3' 2"、3'2"、および 3' - 2" はすべて 3 フィート 2 インチと認識され、抽出された値と同じ形式で返されます。

このフィールドで選択した値によって、他の設定値が有効または無効になります。

[言語]

リストから言語を選択して、その言語で最高の認識結果が得られるようにします。(デフォルト:英語)

選択可能な言語の値は、[フィールド タイプ] 設定の選択内容によって異なります。選択したフィールド タイプで使用できない言語は、グレー表示されます。無効になっている言語にカーソルを合わせると、その言語で使用できるフィールド タイプが表示されます。

[書き込みスタイル]

対応するゾーンで予期される手書きスタイルを選択します。これにより、フィールドで 1 つのスタイルのみが使用されている場合に、認識結果を改善できます。次の値のいずれかを選択します。

• [筆記体]

  ゾーンが署名などの連続して書き込むスタイル用または筆記体の手書きスタイル用である場合は、この値を選択します。

• [手書き]。(デフォルト:選択済み)

  ゾーンがブロック体テキストなどの手書きテキスト用である場合は、この値を選択します。

• [ボックス付きの手書き]

  一連のボックスの周りにゾーンが設定されていて、ボックスの中に手書きのブロック体テキストがある場合は、この値を選択します。

[認識モード]

認識モードを次の値から選択します。

• [正確]

  認識速度よりも認識の正確度を優先する場合は、この値を選択します。この値を選択すると、認識プロセスに時間がかかります。

• [高速]

  認識の正確度よりも認識速度を優先するには、この値を選択します。この値を選択すると、認識プロセスにかかる時間が短くなりますが、全体的な認識の正確度が低下する可能性があります。

• [デフォルト]。(デフォルト:選択済み)

  認識時の速度と精度のバランスを取って最高の認識結果を実現するには、この値を選択します。

[フィールド タイプ固有の設定]

次の設定は、選択した [フィールド タイプ] によって異なります。

[ユーザー辞書]

この設定は、[フィールド タイプ] と [言語] の設定の一部の値で使用できます。すべての値で使用できるわけではありません。

この設定を有効にすると、ゾーンに表示される可能性のある単語を含む辞書を 1 ～ 4 個追加できます。辞書を使用すると、認識率を大幅に向上させることができます。

辞書ファイルには、キーワードのリストを含む ASCII 形式のテキスト ファイルを指定する必要があります。各キーワードは、スペースやその他の空白を含まない新しい行にリストする必要があります。

辞書ファイルは、英語以外のすべての言語で必須です。

[テンプレート]

この設定により、文字列全体または一部を表す文字列および記号を使用して、特定のフィールドの形式を定義することができます。

この設定を使用できるのは、[英数字]、[英字]、または [数値] フィールド タイプのみです。

選択したフィールド タイプに応じて、文字列を表す次の文字をテンプレートに含めることができます。

• #: 任意の数字と一致します。

• @: フィールド タイプが [英字] または [英数字] に設定されている場合は、1 つのアルファベット文字と一致します。この文字は、[数値] フィールドではサポートされていません。

• $: 特殊記号と一致します。

• *: 任意の記号と一致します。

たとえば、保険申請番号は常に 3 つのアルファベット文字と、その後に続く 4 つの数字で構成されています。このパターンと一致させるには、テンプレートで @@@#### を使用します。

[特殊文字]

カンマ区切りリストです。[フィールド タイプ] が [英数字]、[英字]、または [数値] に設定されている場合に使用できますが、使用できる [言語] 値は一部に限定されます (全部に使用できるわけではありません)。

サポートされているいずれかの [フィールド タイプ] 値に対して、ゾーンで予期される追加の文字を指定します。

たとえば、電子メール アドレスを抽出するには、[フィールド タイプ] を [英数字] に設定してから、@ 記号を特殊文字として追加します。ダッシュやピリオドは [英数字] フィールド タイプの一部として認識されるため、特殊文字として追加する必要はありません。

同様に、14:37 のような時刻を抽出するには、[フィールド タイプ] を [数値] に設定して、コロン (:) 記号を特殊文字として追加します。

[日付形式]

この設定は、[フィールド タイプ] が [日付] に設定されている場合にのみ使用できます。言語によっては、特定の日付形式を使用できないことがあります。選択した言語で日付形式を使用できない場合は、この形式を選択できません。

次の使用可能な形式のリストから、予期される日付形式を選択します。

• [MMDDYYYY]。(デフォルト:選択済み)

  この値は、月、日、年の順に並んだ数値表現を使用して日付を認識します。11/30/2020 や 11-30-21 などです。

• [MMMMDDYYYY]

  数値以外で表された月を認識し、その次に数値で表された日と年を認識します。November 30, 2020 や NOV 30 20 などです。

• [DDMMYYYY]

  日、月、年の順に並んだ数値表現を使用して日付を認識します。30/11/2020 や 30-11-20 などです。

• [DDMMMMYYYY]

  日を表す数値、数値以外で表された月の値、数値で表された年の値の順に認識します。30th November, 2020、30NOV20 などです。

• [YYYY]

  年のみ。

• [MM]

  月のみ。

• [DD]

  日のみ。

• [MMYYYY]

  月と年のみ。

• [MMDD]

  月と日のみ。

• [YYYYMMDD]

  ユニバーサル日付形式。

• [汎用 (米国)]

  この値には、米国で一般的に使用されている 4 つの形式が含まれています。MM/DD/YYYY、MMMM/DD/YYYY,、DD/MMMM/YYYY、および YYYY/MM/DD です。これらのサポート対象形式のいずれかが予期されるが、具体的な形式が不明である場合、または一貫性がない場合は、この値を選択します。

• [汎用 (ヨーロッパ)]

  この値には、ヨーロッパで一般的に使用されている 4 つの形式が含まれています。DD/MM/YYYY、MMMM/DD/YYYY、DD/MMMM/YYYY、および YYYY/MM/DD です。これらのサポート対象形式のいずれかが予期されるが、具体的な形式が不明である場合、または一貫性がない場合は、この値を選択します。

• [不明 (米国、ヨーロッパ)]

  この値は、[汎用 (米国)] と [汎用 (ヨーロッパ)] 形式でサポートされているいずれかの形式になることを示します。具体的な形式が不明な場合は、この値を選択します。

有効な日付

[フィールド タイプ] が [日付] に設定されている場合は、抽出された日付を検証する際に役立つ範囲 (最小値と最大値) を指定することができます。

[開始日]

カレンダーをクリックして、最小の日付を選択します。抽出された日付は、選択した最小日付より後の日付である必要があります。

[終了日]

カレンダーをクリックして、最大の日付を選択します。抽出された日付は、選択した最小日付より前の日付である必要があります。

[名前の形式]

この設定は、[フィールド タイプ] が [フル ネーム] に設定されている場合にのみ使用できます。

ゾーンでの名前の表示方法を示す形式をリストから選択します。以下から選択します。

• [名、姓]

• [姓、名]

[電話番号の形式]

この設定は、[フィールド タイプ] が [電話番号] に設定されている場合にのみ使用できます。次の形式の中から、予期される電話番号を選択します。

• [###-]###-#### (デフォルト:選択済み)

• ###-###-####

• ###-####

• ###

使用可能な電話形式のリストは、米国スタイルの電話番号に制限されています。他の国の電話番号を認識する場合は、[フィールド タイプ] 設定の値として [数値] を使用します。

[チェックサムを使用]

この設定は、[フィールド タイプ] が [社会保障番号] に設定されている場合にのみ使用できます。社会保障番号が誤って読み取られた場合に認識結果を改善するには、この設定を選択します。(デフォルト:オフ)

国が [アメリカ] に設定されている場合は、[言語] を [英語] に設定する必要があります。他のすべての国では、言語を [フランス語] に設定します。

[国]

この設定は、[フィールド タイプ] が [社会保障番号] に設定されている場合にのみ使用できます。リストから関連する国を選択します。(デフォルト:アメリカ)