名前付きエンティティ ロケータ

[名前付きエンティティ ロケータ] アイコン [名前付きエンティティ ロケータ] は、抽出されたエンティティをフィールドに割り当てるために使用します。このエンジンは、通常の認識よりも 1 ページあたりの所要時間が数秒長くなります。

名前付きエンティティは、人、場所、組織、役割、時間、金額などのテキストのグループです。このような名前付きエンティティは、電子メール、ドキュメント、レポート内の文章といった構造化されていない自然言語のテキストに含まれます。

たとえば、人名を含むデータベースなどがある場合、検索する条件が分からないとこうしたタイプのデータを他のロケータで抽出することは容易ではありません。このような場合に [名前付きエンティティ ロケータ] を使用して、ドキュメント内での文法的な配置に基づいてデータを抽出します。

複数のタイプのエンティティを抽出する必要がある場合は、エンティティ タイプごとに個別の [名前付きエンティティ ロケータ] が必要です。

エンティティを抽出した後には、エンティティを解釈するためにカスタマイズしたスクリプトが必要になります。スクリプトの詳細については、「Kofax TotalAgility スクリプト ヘルプ」を参照してください。

[名前付きエンティティ ロケータ] を構成する場合、どれだけの情報が必要になるかが判断の基準になります。エンティティ名のみを知る必要がある場合、返される情報はエンティティ名のみであるため、単純フィールドを使用します。ドキュメントのエンティティ名、エンティティ タイプ、信頼度、センチメントを確認する必要がある場合は、テーブル フィールドを使用します。

名前付きエンティティ ロケータのプロパティ ウィンドウ には、抽出されたエンティティを構成するための次のタブがあります。